古代極大魔法の力を行使する事により、自身の身体や魔法にブーストがかかり、総合戦闘力が大幅に増大するメイト。ファイドとエイドの戦術を破り、バトルウォーの第三陣を撤退へ追い込む活躍を見せたのだった………
一方その頃、別件と称して外に出ていたU。彼は今現在、バトルウォー近くの山から、バトルウォー内部を観察していた。
U「………国の雰囲気がとてつもなく悪いな………まあそりゃそうか。戦争中はどこの国も苦しいもんだ」
Uはそう言って、バトルウォー内部の雰囲気が悪い事をどことなく察知する様子を見せた。そんな中、近くから足音が聞こえ、Uは軽く身構える様子を見せる。足音の聞こえた方からは、水色のロングヘアーの女性が、煙草を咥えながら歩いてきており………
????「………おっと、こんな所でまた会うとは奇遇なものだな………」
Uの顔を見るなり、そう言い放った。
U「アンタ………確かフィールだったか………? 吟遊詩人の………」
Uは女性の顔を見るなりその人物が、以前に会った事のあるフィール=フィークである事を口にした。
フィール「覚えていてくれたみたいだな」
フィールはUに対し、名を覚えてくれていた事を語る。
U「別に………アンタみたいなタイプは嫌悪感を抱くから覚えているだけだ………」
しかし、Uは嫌悪感から来るものと毒づいた。それを聞いたフィールは………
フィール「疑り深いな、アンタも………まあいいか。私みたいな吟遊詩人を信用する方がどうかしてるとも言える」
フィールは自虐するようにそう言い放つ。
U「………何しに来た?」
Uはフィールに対し、ここへ来た理由を問いかける。
フィール「なに、ただの散歩だよ。今国の中は重苦しくてな。ロクに詩も歌えやしねえ」
フィールはそう言って、ここに来た理由は散歩である事を語った。
U「煙草臭いから追い出されたんじゃないのか?」
しかしそんなフィールに対し、Uは嫌味混じりにそう言葉を返した。
フィール「言ってくれるじゃないか………」
フィールはUの言葉に対してそう言い返すと………
フィール「………そうだ、ここでまた会えたのもまた何かの縁だ。アンタにまた古代極大魔法の魔導書について教えてやるよ」
Uと再会した事から、古代極大魔法の魔導書についての事を思い出すと、彼に古代極大魔法の魔導書についての情報提供を口にした。
U「………いいだろう、話してみろよ。胡散臭いのは間違いないが、アンタの知識もただ外れているとは言い難いしな」
Uはフィールを疑いつつも、彼女の助言に耳を傾ける事を語った。それを聞いたフィールはフッと笑いを零すと………
フィール「………古代極大魔法の魔導書が10冊あるという話は前にしたな?」
Uに対し、以前古代極大魔法の魔導書が10冊あるという話をした事を問いかける。
U「そうだったな」
Uは素っ気なく言葉を返す。
フィール「これは盗み聞きした話だが、バトルウォーにはまだ2冊の古代極大魔法の魔導書が残っているって話だ」
フィールが語ったのは、現状バトルウォーに残っている古代極大魔法の魔導書が2冊である事を語った。
U「2冊………(………これまでの魔導書を契約した人物はクロス、あの白い軍師、バトルウォーの1級魔法使い2人に、僕達………そして契約していない魔導書1冊が春香の研究する魔導書………つまりこれで少なくとも6冊………そして8冊の所在が明らかになった訳か………)」
これにより、Uはこの時点で8冊の所在が明らかとなった事を察知する。なお、バトルウォーの第三陣が1冊を所持していた事、メイトが古代極大魔法の魔導書を使った事ををこの時点では把握していない為、完全な把握では無かったが………
フィール「………だが気をつけた方がいいぞ。最近知り合いが調査していく上で新しい事がわかったんだよ………」
フィールは新たな情報を得た事を語る。
U「………なんだ?」
Uは情報について耳を傾けようとする様子を見せる。
フィール「………昔の書物に載ってたものだから真偽は不明だが………古代極大魔法は追加で別の古代極大魔法とも契約が出来るんだとよ」
フィールが次に語ったのは、なんと古代極大魔法は、別の種類の古代極大魔法と併用できるという話だった。
U「なんだと………!?」
この新規の情報については流流に動揺したのか、驚きの声を漏らしたのだった………
別件で動くUの前に再び現れたフィール。彼女の新規の情報は、Uに新たな混乱を与える事となった。そしてこの新規の情報は、後に思わぬ形で現れる事になるのだが、この時のUは当然そんな事を知る術も無いのであった………
To Be Continued………
次回予告
フィールの新規情報は現時点において確証こそないものの、もし有り得れば大変な事になるのは明白な事であった。それを聞いたUは、フィールの新規情報と、それを教えてくる彼女への疑念を強めたものの、フィールは一貫して自身が傍観者である姿勢を崩そうとはしなかったのだった………
次回「傍観者の思惑」