春香達とメイトの二手に分かれ、互いに古代極大魔法を用いた特訓が行われた。実力差が明確に露呈する中、メイトは再び眠気に襲われてしまい、倒れてしまう。その直後に春香は、これは元々眠気によるデメリットの恐ろしさを明らかにする為のものであった事を明かしたのだった………
それからしばらくして、メイトを城の一室に運んだ春香達は、眠りに落ちた彼女の様子を見ながら話し合っていた。
春香「Uさんにはお話しておきますが………そもそも今のデメリットは後付けの細工です。正直、私が目を離した隙に勝手に契約される可能性は十二分にありましたし………そのまま使ってたらメイトちゃんは生きてません」
その中で春香は、現在のメイトの古代極大魔法のデメリットは後付けのものである事を語った。
U「後付け………? どういう事かな?」
当然これにはUも首を傾げた。
春香「まずメイトちゃんの契約した古代極大魔法の本来のデメリットは、自身の身体が負荷に耐えられず燃えていく事です。それにメイトちゃんはまだ3級相当の魔法使い。極大魔法と付いている辺り、この古代極大魔法も1級相当の魔法使いが使用する前提でしょうからね………メイトちゃんが仮に体力全開だったとして………恐らく3分も持ちませんね。簡単に火ダルマになって死にます」
春香は、メイトの会得した古代極大魔法による本来のデメリットを説明。これによると、そのままのデメリットでメイトで使っていた場合、3分も持たない内にメイトは火ダルマになっていたらしい」
U「デメリットえげつなさすぎるだろ………しかし、そんな簡単にデメリットって差し替えられるもんなのか?」
Uは困惑しながらこのデメリットの過激さを感じていた………それと同時に、古代極大魔法によるデメリットを変える術など存在するのが疑問に感じていた。
春香「………古代極大魔法を調べていく過程で分かった事ですが………古代極大魔法にデメリットが存在するのは、あくまでメリットの代金みたいなものでして………つまり得られる恩恵に対する代金が絶対に必要って訳ですね。私達の場合は2人分でこれを補うので、デメリットを半分ずつ担うので負担が弱くなり、結果として長期戦闘が可能になってるという訳です。それを利用して、メイトちゃんの契約した古代極大魔法についてはメイトちゃんの体力が限界ギリギリになったタイミングで眠りに落ちるようプログラムを書き換えた訳です。結果として、本来の3分の1以下の出力にまで落ちる事にはなりましたが、それは同時にメイトちゃんの身体を守る事に繋がったって訳です」
春香はデメリットが発生する前提条件を語ると共に、メイトの身体を守る為に出力をわざと落とす形で対応している事を語った。それを聞いたUは………
U「成程………難しい言葉は苦手だが、結果としてメイトちゃんを守る形にはなってる訳か………」
そう言って、現状のメイトの中に宿る古代極大魔法の仕組みを自分なりに解釈する。
春香「………メイトちゃんが起きたら、また改めて厳しく言い聞かせてはおきます。古代極大魔法はむやみに使うなと」
春香は、メイトが目を覚ました際に古代極大魔法の使用制限をかけておく事を約束する。
U「そうだな………その方がいい」
Uも春香の案に頷く様子を見せたのだった………
メイトの契約した古代極大魔法について、デメリットの事をUに語る春香。これによって、2人はメイトが古代極大魔法を使う際の使用制限の必要性を共有し合う結果となったのだった………
To Be Continued………
次回予告
互いに交代でメイトの様子を見ている中、外ではエリハとエフィドがそれぞれ特訓を行っていた。珍しい組み合わせから、Uが様子を見に行く事となったのだった………
次回「珍しい組み合わせ」