幻想魔法大戦記〜白髪の魔法使い〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
メイトの様子を見ている最中、エリハとエフィドの2人という珍しい組み合わせが特訓を行っていた。春香の提案で、Uは渋々ながら2人の様子を見に行くのであった………


第142話 エフィドの現状

そしてUは、少し面倒くさそうな様子を見せながらエリハ達の元へ向かった。Uは到着してすぐは近くの木に隠れながら2人の特訓を見ていた。2人の実力は相変わらずエフィドの影の魔法の影響により、エフィドが圧倒的に有利であった。エリハは懸命に食らいついていたものの、全く魔法が当たらず、エフィドによる軽い蹴りや拳が飛んできては地面に倒れていた。

 

U「(………成程、あのエフィドって奴、エリハちゃんより実力はあるし、春香が言ってた影の魔法………? ってのを扱えてるな………でもなんだろうか………あんまり覇気を感じないというか………なんと言ったらいいか………)」

 

Uはエフィドの様子を見ており、彼の実力については認めつつも、何か違和感を感じていた。そんな中、エリハの方が近くにいたUに気付き………

 

エリハ「あれ? Uさん………?」

 

Uの名前を口にした。それを聞いたエフィドは足を止め、エリハが向いていた方向に目を向けると………

 

エフィド「………貴様、例の白髪の片割れの方か………」

 

そう言ってUの事を認識した。

 

U「人の認識の言い方をもっと考えろよ………まあいいか。それより、2人で特訓なんて珍しい事してるじゃないか?」

 

Uはエフィドの認識の仕方に疑問を抱きつつも、2人が特訓をしているという珍しい光景を目にし、思わずそう問いかけた。

 

エリハ「………なんだかんだ言って、この人強いですからね。最初は断られる覚悟で誘ったんですけど、了承してくれたので今こうして一緒に特訓してるんです。とは言っても私がボコボコにされていますけどね………」

 

エリハは2人で特訓する事となった経緯を語る。それを聞いたエフィドは………

 

エフィド「別に………俺も特訓が必要だからな………」

 

そう言って、承諾したのは自身の為であると語った。しかし、Uはエフィドの様子を目にし………

 

U「………ああ、違和感の理由がよく分かった。アンタ、エリハちゃんに申し訳なく感じてるんだろ。敵対していたとはいえ左腕を飛ばした事が………」

 

違和感の答えを口にした。それはエフィドが過去にエリハの左腕を飛ばした事が関係している点だった。

 

エフィド「………なんだと?」

 

それを聞いたエフィドはやや動揺しており………

 

エフィド「俺があの時の事を後悔しているとでも言うのか?」

 

Uに対して冷静そうに言葉を返すが………

 

U「さっきのアンタの攻撃、殺し合いじゃないとはいえぬる過ぎだ。そんなのエリハちゃんのレベルアップに繋がる事こそあれど、アンタのレベルアップには何も繋がらない………」

 

Uはそう言って、エフィドの図星を突くようにそう言い返した。それを聞いたエフィドは音を立てずに自身の足元の影に潜り込むと、直後にUの背後にあった影から飛び出し、彼に攻撃を拳を突き出すが、Uはノールックで彼の拳を掴んで止めると………

 

U「………どうやら図星らしいな。拳が震えてるぞ?」

 

そう言って、煽るように言葉を返した。それを聞いたエフィドは………

 

エフィド「貴様………!!」

 

Uに対する怒りを向けた。それを目にしたUは………

 

U「………それを否定したいなら僕と勝負するか? 僕相手なら殺す気でも出来るだろうに」

 

そう言って、エフィドに対して勝負を申し込んだ。それを聞いたエフィドは………

 

エフィド「………いいだろう、後悔させてやる」

 

そう言って、Uとの勝負を引き受けたのだった………

 

 

 

気が進まないながらも様子を見に行ったUは、エフィドの心を完全に見透かす様子を見せた。それを否定し、Uの挑発に乗る形で勝負する事になった2人。果たして、2人の対決の行方は如何に………?

To Be Continued………




次回予告
エフィドは影の魔法による潜伏戦術を使うが、Uはエフィドの戦術に完全にくらいついていた。エフィドがUの実力に驚く中、Uは逆にエフィドとの対決を全く苦しく感じていない様子を見せたのだった………
次回「見透かされる心」
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