Uvsエフィドの対決は、Uがエフィドの戦術を見抜き、彼を気絶にまで追い込んでしまう程に一方的な蹂躙を見せた。エリハは苦言を呈したものの、Uは彼にしては厳しめの言葉でエリハにこの戦いの意味を言い放つのであった………
それから数十分後、エフィドは意識を取り戻した。彼が目を開けて間もなく、彼の視界にはエリハが映っており………
エフィド「………お前か」
エフィドは頭が混乱しながら身体を起こした。そんな2人に対して、Uは背を向けており………
エリハ「大丈夫ですか、エフィドさん!? Uさんに一方的にボコボコにされて………!」
エリハは、エフィドがUに一方的に蹂躙された事を説明する。それを聞いたエフィドは………
エフィド「そうか………情けないものだな」
エフィドはそう言って、自嘲するようにそう言い放つ。Uは彼に対して背を向けたままであったが………
U「情けない………か」
Uは彼に対してどこか同情する様子でそう呟いた。先程まで一方的にエフィドを蹂躙していたとは思えない彼の様子にエリハも首を傾げていたが、Uはエフィドの傍に駆け寄ると………
U「………1つ教えといてやる………アンタの事をあれだけ言っていてあれだが………」
そう言って、Uが何かを伝えようとした………その時だった。突如として外から騒ぎ声が聞こえ、Uは口を閉じ………
U「………待て。何が来るぞ」
そう言って、その場から近くの塀に向かって飛び上がり、国の外へと出た。エフィドも近くの影を向かって塀の外へ出ると、Uの隣を走り………
エフィド「待て。さっき何を話そうとしていた?」
そう言って、彼が何を言おうとしていたのかを疑問に感じていた。Uはエフィドに対して視線を向けると………
U「………後で教えるさ。今はこっちに迫っている邪魔なハエを落としに行く」
そう言って、国の正面に向かって素早く走り出した。エフィドはUの言葉に首を傾げつつも、Uの後を追いかけるのだった………
それから少しして、Uとエフィドは国の正面に当たる門まで到着した。2人の目の前にはバトルウォーの軍勢が迫っており、バトルウォーの軍勢は2人を見るなり足を止めた。
???「………貴様ら、そこを退け。進軍の邪魔だ」
軍勢のリーダーと思わしき魔法使いの男は、そう言って2人に対して、その場から離れるように要求してきた。
U「嫌だと言えばどうする?」
しかし、Uはあっさりとこれを否定。それを聞いたリーダーの男は………
???「そうか………ならば、ここで死んでもらうまでだ。おい、やれ」
そう言って、2人を倒そうと近くの魔法使い達に向けて攻撃を指示する。それを聞いた魔法使い達は、U達に向けて魔法を放つ。魔法が放たれた直後こそ、Uは全く動いていなかったが、着弾すると思われた次の瞬間、Uは懐からセイバーを取り出すと、飛んできた魔法を一振りで分断し、直後に斬撃を飛ばす事によって、攻撃してきた魔法使い達の身体を真っ二つにした。
???「何っ!?」
これにはリーダー格の男も大きく動揺していた。Uは冷静な様子でその男に対して視線を向けると………
U「………どこの誰だか知らんが、この程度で僕を倒せると思ってたなら飛んだお笑い草だ」
そう言って、リーダー格の男を煽った。それを聞いたリーダー格の男は苛立ちを露わにし………
???「貴様………この俺をバトルウォー1級魔法使い、エドル=サチャ様と知っての愚弄か!?」
そう言って、自身の素性を明かしながら怒りをぶつけてきた。
U「知らねえよ」
しかしUは、リーダー格の男ことエドルの事など全く知らないので素でそう言い返した。それを聞いたエドルの苛立ちは更に深まり………
エドル「………いいだろう。ならば貴様に教えてやる………この俺の古代極大魔法の力を使ってな………!」
エドルはそう言うと、自身の身体から莫大な魔力を放出させ………
エドル「古代極大魔法{パーフェクトサーチ}!!」
古代極大魔法を起動し、周囲一帯に衝撃波を発生させる。そしてその直後、エドルの身体に鎧が装着されると………
エドル「この俺の魔法は、ありとあらゆる反応を拾う事が出来る万能なものだ。例えどのような攻撃でも俺に触れる事は出来ん!」
そう言って、自身の魔法の効力を説明する。
エフィド「ふざけた事を………」
エフィドはそう言うと、近くの影からその内部へと潜り混む。そして少ししてエドルの影から姿を現し、懐から取りだしたナイフをエドルに突き立てるが………
エドル「………甘い! {ダークショット}!」
しかし、エドルはそれを見抜いていたかのように、エフィドの飛び出した方角に向けて闇の魔法を放ち、エフィドに直撃させた。
エフィド「ぐああっ!? (お、俺の動きが読まれただと………!?)」
エフィドは自身の動きが読まれた事に驚く様子を見せる。そして、その光景を見たUは………
U「(………成程、僕や春香が攻略でやってた彼の気配を瞬時に読み取って反撃する………そういうタイプの魔法か………)」
自身の中で、エフィドの影の魔法による潜伏すら読み取れる魔法の効力を理解する様子を見せたのだった………
目を覚ましたエフィドに何かを言いかけたUだったが、バトルウォーの第四陣の襲来でそれは一時お預けとなった。果たして、Uが伝えようとしていたのは何か? そして、第四陣のリーダーであるエドルの魔法を破る術はあるのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
エドルに気配を読まれてしまい、得意の潜伏戦術が通用せずに追い詰められるエフィド。しかし、Uはエフィドをフォローしつつ、彼に先程言いかけていた事を語るのであった………
次回「人らしい甘さ」