幻想魔法大戦記〜白髪の魔法使い〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
意識を取り戻したエフィドは、Uとの力の差を思い知らされ、打ちひしがれていた。Uはそんな彼に何かを伝えようとしていたが、その瞬間、突如としてエドル=サチャが第四陣を率いて襲撃をかけようとしており、U達が対峙する事をなった………


第145話 人らしい甘さ

エフィド「ぐっ………今日は俺の能力の通りが悪いものだ………!」

 

エフィドは愚痴を零しながら近くの影に潜り込む。エフィドは少し時間を取って潜り込み、今度はエフィドの間近くから姿を見せ、強襲をかけようとしたが………

 

エドル「甘い!!」

 

エドルはそう言うと、自身の身体に魔力を纏わせ攻撃を防いだ。

 

エドル「魔法と言っても所詮は力押しだな………気配を読める俺の敵では無い」

 

エドルはそう言ってエフィドを煽り、再び{ダークショット}をエフィドに直撃させる。

 

エフィド「ぐああっ!!」

 

エフィドは大きく吹き飛ばされる。だが、その直後にUがセイバーによる素早い斬撃を飛ばす。

 

エドル「なっ!? {マジックシールド}!!」

 

辛うじて距離があった為にエドルは防御を選択出来たが、その威力は絶大であり、エドルはマジックシールドで相殺させる形で何とかこれを防ぎ切った。尤も、Uは涼しい顔をしているだけだったが。

 

エドル「(あの男………奴に反撃した直後に攻撃を行ってきた。しかもこの威力………恐ろしい不意討ちだ………)」

 

エドルはUの攻撃の威力を恐ろしいものであると評する様子を見せる。一方、エドル相手に全く攻撃をぶつけられないエフィドは悔しそうな様子を見せ………

 

エフィド「(………俺では奴に勝てないというのか………)」

 

自身ではエドルに勝てない………そう思いかけてもいた。Uはそんな彼に視線を向けると………

 

U「………そういえば。さっき言おうとしてて言えなかった事だけどさ。エリハちゃんに申し訳なく思って………その償いをしようとする想いはアンタ自身に宿った甘さだ」

 

突如、エフィドに対し、先程言おうとした言葉を突然語り始めた。

 

エフィド「何っ………!?」

 

エフィドは、自身の心に宿った想いは甘さだと指摘され、一瞬怒りかける。

 

U「………でも、それでこそ人だ。甘さの無い奴なんて気色悪くて僕は嫌だね」

 

しかしUはそれでこそ人であると言い放ち、寧ろ甘さが無い人間を嫌悪するかのような様子を見せた。それを聞いたエフィドは驚きの声を漏らすと………

 

エフィド「お前………何が言いたい………?」

 

そう言って、Uの会話の意図を問いかける。Uは笑いを零すと………

 

U「人は甘さを抱えながら、その甘さをどのように強さとして昇華するか奮闘しながら生きている。アンタがどう思おうと勝手ではあるけど………エリハちゃんに申し訳なく思う気持ちが本当なら………その想いをどうやって実現させるか考えろよ」

 

そう言って、彼自身が抱える想いを実現させる為のアドバイスをかけた。それを聞いたエフィドは何かに気づかされた様子を見せると………

 

エフィド「………不思議な感覚だ。今までロクに関係の無い奴に説教をされたというのに………これ程気持ちが高揚した事は無い………」

 

そう言って、満更でも無さそうな様子を見せていたのであった………

 

 

 

エドルの古代極大魔法の力に苦戦させられるエフィドだったが、Uのアドバイスで自身の想いについて、改めて気付かされる結果となった。果たして、これが反撃のきっかけとなるのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
エフィドは無闇に攻撃を行わず、潜伏と出現を繰り返し、時を待つ形で攻撃を狙っていた。エドルはそれを阻止しようとしていたが、エフィドはそれすらも織り込み済みの策を構築していたのであった………
次回「信頼の策」
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