幻想魔法大戦記〜白髪の魔法使い〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
エイドの古代極大魔法は、エフィドの潜伏戦術を圧倒する程の探知力を持っていた。しかし、押されるエフィドに対してUはアドバイスをかける。それがエフィドの中で気付きとなったのだった………


第146話 信頼の策

エフィドは少し考える様子を見せると………

 

エフィド「お前、確かUとか言ったか………奴の防御を崩せるのはお前だけだ………俺が隙を作る。一撃でケリを付けられる攻撃を叩き込め」

 

エフィドはUに対してそう言って、近くの影に潜り込んだ。

 

U「………いいだろう」

 

Uはそれに頷くと、セイバーの刀身を消し、持ち手を懐にしまうと共に、自身の身体から光を放出させ始める。

 

エドル「(何か大きな一撃を叩き込むつもりか………ならば、それを潰すまで………!)」

 

エドルはそれを阻止しようと走り出す………だがその直後、彼の斜め前の影からエフィドが姿を見せる。

 

エドル「ぐっ! 目障りだ!!」

 

エドルは反射的に魔法を放つが、エフィドは再び影に潜る。エドルの後ろにあった影から姿を見せると、素早い蹴りを叩き込み、エイドをよろけさせる。

 

エドル「ぐあっ! き、貴様ぁぁ!!」

 

これによりエドルは怒りを露わにし、標的をエフィドに変更。彼の居場所を探知しようと、魔法の効力を最大限に押し上げた。

 

エドル「(………! 見える! 見えるぞ………!! 奴の動きが分かる!)」

 

これにより、影に潜るエフィドの動きすら見通し始めた。こうなれば後は彼が出現するタイミングを読む事など造作もない事であり、エフィドが彼の正面から姿を見せると、エドルは{ダークショット}を放ち、出てきた直後のエフィドを反応させるまでもなく吹き飛ばした。

 

エドル「ふはは! どうだ!! これで貴様の戦法は通用せん!! 俺の古代極大魔法は………全ての気配を見通すんだよ!!」

 

エドルは喜ぶ様子を見せながら煽る様子を見せる。

 

エフィド「………馬鹿が。確かに貴様は人の気配を読めるんだろうが………その結果1つ見逃している事があるぞ」

 

しかしエフィドは煽り返す様子を見せる。エドルは最初こそ首を傾げていたが、次の瞬間にエドルの背後から白い触手がいくつも襲いかかり、彼の四肢を拘束した。

 

U「よくやった………こうなればチェックメイトだな」

 

エドルが背後に目を向けると、そこにはムーンシロミヤの姿に変身したUが立っており、彼は背中から触手を伸ばしつつ、両手を組み合わせ、両手の中でエネルギーを集束・圧縮させ………

 

エドル「ま、待て………! 話を………!!」

 

エドルは自身の危機を直感し、声を荒らげるが………

 

U「話がしたいなら侵略なんてやるなクズ」

 

そんな事をする気など全く無いUは無情にもそう言い放つと………

 

U「{シロミヤブラスター}………!」

 

怒り混じりの様子で両手から巨大なエネルギー波を放つ。エドルは身体に魔力を纏わせて防ごうとするが、そんなものは巨大なエネルギー波にとってちっぽけでしかなく、チリも残さないまま消し去った。少ししてUは変身を解除。ムーンシロミヤに変身した際の消耗でUは地面に膝を着くが………

 

U「………やるじゃないか、アンタ」

 

そんな事など気にしないかのようにエフィドに対してそう言い放つ。

 

エフィド「………ふん。お前がいなければここまで容易には勝てなかった」

 

エフィドは様子こそ素っ気ないものの、どこか満更でもない様子を見せていたのだった………

 

 

 

Uとエフィドの手を組んだ策により、エドルを撃破する事に成功する。そしてこの時の戦いを経て、2人の中で互いの印象が少し変化する事となったのだった………

To Be Continued………




次回予告
U達がバトルウォーの第四陣を食い止める事に成功するが、その直後、様子を見に来ていたバトルウォー軍師クルーフが現れる。疲弊するUは苦しそうな様子を見せていたが、そこへ春香も駆け付けた事により、一触即発の空気はより一層強まる事となったのだった………
次回「クルーフの到来」
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