クルーフが語ったのは、バトルウォーの国王が和平交渉を提案してきた事であった。春香達はバトルウォー側の企みを怪しみつつ、この状況を面倒であると考えていたのだった………
その後、マジェステンド内ではバトルウォーが提案してきた和平交渉について緊急会議が開かれた。だが………
U「………まあ罠だな」
会議が始まって間も無く、この和平交渉は罠だという説が浮上した。
春香「疑う余地も無いですね。私も罠だと考えています」
春香もこれは罠である考えに頷く様子を見せる。
エリハ「罠………何故即座にそう仰るのですか………?」
春香やUがあっさりとこれに頷いた事に疑問を抱くエリハ。
メオン「簡単な話だ。春香とU、2人の内どちらか1人しか来るななどと言っている以上、2人同時では都合が悪いのだろう………それに、古代極大魔法を封じる思惑があるやもしれんしな」
すると話の流れを理解したメオンがその理由を説明する。それを聞いた事で、エリハはこれに頷く様子を見せた。
メオン「とは言え、仮に交渉に赴くのであればこちら側は2人まで警備の魔法使いを連れて来れるという点は利用したいものだ。奴等が戦闘の線を選ぶ可能性がある以上、これは丁度良い。敢えて交渉に乗ってやるのも手だ」
メオンは状況を考慮し、敢えて交渉に乗る可能性も考えていた。
エフィド「………しかし、そこの白髪コンビの片割れのみで問題は無いのか? 流石の奴等とて対策は施していると思うぞ?」
しかしエフィドは、バトルウォー側が対策を施している可能性を指摘する。
春香「それはそうでしょうね。しかし、私達が二分される問題は正直問題ないです」
春香もエフィドの言葉には頷きつつも、春香とUが二分される問題はあまり気にしていない様子だった。
エリハ「何故そう言えるんですか………? 春香さんの古代極大魔法の起動にはUさんが必要なのでは………?」
エリハは春香の様子に疑念を抱くと共に、古代極大魔法の発動が封じられるのではないかと懸念を抱いていた。
春香「………それはちょっと違うわ。確かに私が習得した古代極大魔法には私とUさんの2人がいて発動出来るのは間違いないけど………魔法の発動条件については少し違うの。これまでは発動した際にUさんが近くにいた事と、魔法を起動出来るのは私だけという条件の1つがあったからそう思えるのかもしれないわね………」
春香はそう言って、古代極大魔法の発動条件はエリハが呟いたものとは少し異なる事を言及した。
メオン「ほう………ならば真の発動条件はなんだ?」
するとメオンはそれを聞いた事で、彼女の発動する古代極大魔法が起動出来る条件に興味を持ち、問いかける。
春香「それは伏せといた方がいいでしょう。先に伝えてその後に下手に相手に様子で悟られても困りますし………今私から言えるのは………交渉の場に行くなら私の方がいいって事です」
しかし春香は敢えてそれを伏せつつも、交渉の場には自身が行く事を提案したのだった………
バトルウォー側の提案に敢えて乗ろうとする空気を見せるマジェステンド側は、春香とUが同時に行けない状況から罠であると睨んでいた。これによって古代極大魔法を封じられる事を危惧する者がいる中、春香には策がある様子だった。果たして、その策とは何なのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
1週間後に向けて着々と準備が進む中、春香はメイトの特訓を見守るばかりだった。そんな彼女の考えにエリハは理解が出来ない様子を見せていたのだった………
次回「秘匿の作戦」