交渉の日が迫る中でも、メイトの特訓の為に時間を使う春香。そんな春香の意図を理解できないエリハ。しかし、その根拠は彼女自身が強さに自信を持っているからでは無かったのだった………
それからまた時は経ち、和平交渉の日まで残り2日。マジェステンドからバトルウォーへと向かう日がやってきた。
メオン「では………頼むぞ、春香。マジェステンド所属の魔法使いかつ、臨機応変に動ける魔法使いは今のところ限られている。アンタに全てが賭かっている」
今回バトルウォーに向かうのは、交渉を行う代表の役員と、警護役に春香とメイトの2人が向かう事となった。
エリハ「でも着いて行く相手がメイトちゃんで大丈夫なんですか………? 私達やエフィドさんも別に動けますし………」
しかし、エリハは春香の同行人がメイトである事に首を傾げる様子を見せる。
U「いや、メイトちゃんはこの上ない適任だろう。相手側からすれば変に戦闘熱がある奴を連れてこられる方が困るってものさ」
だがUは、メイトこそ適任であると語った。それを聞いたエリハは首を傾げていたが、Uは続けて右手で春香の左肩に触れると………
U「それじゃあ頼むぞ。何かあったら迷わず僕を頼れ」
そう言って、春香に事を任せつつ、もし何かあれば自身が手を貸す事を約束する様子を見せる。
春香「分かりました、では時が来たら」
春香はこれに頷くと、Uに背を向けると共にメイト、交渉を行う際の役員を連れてマジェステンドから歩き始めた。そして春香達を見送った後、Uは春香達とは真逆の方角に背を向けると………
U「よし、それじゃあ時間が来るまで待機だな」
そう言って、城の方へと歩き出した。
エフィド「………待て。お前、今回は何もしないつもりか………?」
だがこの行動にエフィドは首を傾げると同時にそう問いかけた。それを聞いたUは………
U「………無論、何もしない訳は無い。でも交渉日当日まで僕だって動けやしない。変に騒いでもこっちが不利になるだけだよ」
そう言って、冷静な様子で今すべき事を語る。エリハやエフィドが彼の意図を理解出来ない中、次にメオンが口を開いた。
メオン「………そういえば、アンタにしてはやけに冷静だな。アンタは自分の妻を危険に晒す真似は嫌いそうに思えるが………」
それは、春香と離れ離れになる事態にも関わらず冷静な点を指摘するものだった。
U「………そうだね。春香を危険に晒す行為は嫌いだ」
Uもメオンの指摘には頷く様子を見せる。
メオン「ならば何故そんなに冷静でいられる? アンタの中でも何か思惑があるのか?」
直後にメオンはUに冷静な理由を問いかける。メオンからすれば、Uにも何か思惑があるのが考えられる要因だが………
U「さてな。交渉日になったら分かると思うよ」
Uはそう呟く事しかせず、結局周りにその意図を探らせる様子は見せなかったのであった………
遂に春香達がバトルウォーに向かう中、春香とUは周りの危機感をものともしない程に冷静な態度を維持していた。果たして、春香達は何を狙って動いているのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
2日後、バトルウォーに到着した春香達。城の入口にはバトルウォーに残っていた最後の1級魔法使いが案内役として待ち受けていたのであった………
次回「交渉日当日」