幻想魔法大戦記〜白髪の魔法使い〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
和平交渉まで残り2日。バトルウォーへ向かう事となった春香達に不安を寄せるエリハ達に反し、春香とUは冷静を保ち続けていた。果たして、2人の思惑は何なのだろうか………?


第152話 交渉日当日

それから2日経ち、春香達はいよいよバトルウォーに到着した。

 

メイト「ここがバトルウォー………3か国の中では軍事に特化しているとされている国ですね………」

 

メイトは、戦争を行っている相手であるバトルウォーの本拠地へやってきた事がまだ信じられない様子を見せていた。

 

春香「和平交渉とは言っても、果たしてどこまで上手くいくでしょうかね………?」

 

春香は首を傾げながらそう呟いた。隣にいた交渉役の役員は緊張に震えているのか、先程から怯えてばかりだった。

 

春香「(………これは有事の事も考えておかねばですね………)」

 

その様子を見た春香は、万が一の場合も想定し始めていた。そんな中、春香達は城の門へ到着。そこには、数人の兵士と、ローブを羽織った男が立っていた。

 

????「お待ちしていたぞ、マジェステンドの方々」

 

ローブを羽織った人物は、春香達に向けてそのように挨拶を行った。

 

????「………私はバトルウォーの1級魔法使い、ザスター=サンチス。貴方達を陛下の元までお連れする為参上した」

 

そしてその人物、ザスター=サンチスはそう言って、春香達を出迎える為に現れた事を語る。

 

役人「こここ、この度はどうも………!!」

 

マジェステンドの役人は慌てる様子を見せていた。

 

春香「慌てても仕方ありませんよ。本番はこれからなんですから」

 

春香は冷静な様子でそう呟いた。それを聞いたザスターは春香に視線を向けると………

 

ザスター「ほう、その冷静さは見習いたいものだ」

 

ザスターはそう言って、春香の冷静さを素直に賞賛する様子を見せた。それを言われて春香は冷静な様子を貫いており、彼女の様子にザスターはフッと笑いを零すと………

 

ザスター「………それでは案内しよう、こちらだ」

 

ザスターはそう言って、春香達を城の中へと連れて行ったのだった………

 

 

 

城の中へ入った春香達。城の中は町の殺風景な光景と異なり、豪勢なものであった。

 

メイト「城の中は綺麗ですね………」

 

メイトは城の中が綺麗な事に驚く様子を見せていた。

 

春香「(………嘘のように綺麗な空間………先程まで殺風景な光景だったのに、城に入ってからこの綺麗な光景………完全に裏があるとしか思えないですね………)」

 

春香はこの光景に嫌な予感を見せていた。そして、しばらく歩いていると、春香達は大扉の前へとやってきた。

 

ザスター「この部屋に陛下がいらっしゃる。くれぐれも粗相のないように」

 

ザスターは一言そう言って、春香達を部屋の中に入れた。その中は大きな会議室であり、片側の中心にはバトルウォーの国王が座っていた。春香は国王の顔を目にし………

 

春香「(………あの方がバトルウォーの国王様………果たして、話は通じるのでしょうかね………いえ、戦争を仕掛けてくる時点で期待しては出来ませんが………)」

 

春香は表情にこそ出さなかったが、この先起きるであろう出来事に対し、あまり期待が出来ない様子を見せたのだった………

 

 

 

和平交渉の為にバトルウォーへやってきた春香達。春香達は遂に最後の1級魔法使い、そしてバトルウォーの国王とも対面する事となった。春香があまり期待していない空気の中、果たして、和平交渉は進むのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
交渉が始まるものの、バトルウォー側は自身に有利な条件ばかりだし、交渉する気など全く無かった。それを聞いた春香は、こんな交渉に意味は無いと、敢えて喧嘩を売りに行く言葉を語ったのだった………
次回「無意味な交渉」
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