マジェステンドとバトルウォーの和平交渉が始まったものの、バトルウォー側は優位な条件ばかり突き付けてきた為、とても交渉が出来ない状況となった。これにより、春香とザスターの2人が対立。しかし、春香はザスターを嘲笑うかのように、自分はそう簡単に倒せない事を突きつけるのであった………
ザスター「貴様………この私を馬鹿にしているのか?」
ザスターは春香に対して、自身を嘲笑しているのか問いかける様子を見せた。
春香「馬鹿にはしていませんよ。貴方も1級魔法使いである以上、実力は本物でしょうしね」
春香本人としてはザスターを侮辱する為のものでは無かったが、ザスターは春香の言葉を耳にすると………
ザスター「………どちらにしろ、私の役目は陛下の意思に従う事だ。お前に負ける訳にはいかん」
そう言って、春香から距離を取ると共に振り向き………
ザスター「大魔法{インフェルノ}………!」
ザスターは極大の炎を放つ。春香は杖に魔力を纏わせる事で炎を引き裂き………
春香「{ヘルファイア}!」
杖の先から火柱を放つ。だが………
ザスター「無駄だ! 大魔法{スパーキングサーチ}!」
ザスターはここで更なる大魔法を発動。するとザスターの周囲を電流が走り、円形に囲む形となった。その直後に春香が放った火柱が電流の中へ入り込むが、その直後に電流は火柱に反応。電流の力によって火柱の一撃が相殺されてしまった。
春香「………! (………防御性能込みの探知魔法………)」
それを見た春香は、ザスターが発動した大魔法の特性を察知する様子を見せる。
ザスター「この魔法は探知魔法の中でも最強にして、究極の魔法! この魔法の前では例え人だろうが魔法だろうが全てに反応し、全てを打ち消す事が出来る。先程は不覚にも遅れを取ったが先程の回り込みはもう使えないぞ?」
ザスターは煽るようにそう言い放つ。しかし、春香は冷静な様子を見せていた。
春香「そのようですね。ならその魔法の強度を試させてもらうとしましょうか」
春香はそう言うと、魔力を身体に纏わせ詠唱を行いながら杖を回し………
春香「{トゥワイズサンダー}!!」
城の天井を突き破る形でザスターの真上に目掛けて雷を落とす。
ザスター「ふんっ………!」
しかし、ザスターはこれを鼻で笑う。するとその直後に探知空間を形成する電流がこれに反応し、落下してきた雷と激突し、相殺されようとしていた。
ザスター「ふっ、これで狙っていた魔法も不発だな」
ザスターはそう言って、春香を煽る様子を見せた。だが春香は口元を微かに動かす様子を見せる。すると魔力による雷を相殺中のこのタイミングで、2発目の雷が天井を突き破ってきた。
ザスター「何っ!? (遅効性の連続魔法だと!?)」
これにはザスターも驚きを隠せない様子であり、咄嗟にその場を離れる形で雷をかわした。
春香「(成程、あの探知魔法はありとあらゆる魔法に対応出来る。しかし、相殺中のタイミングで他の魔法が来た際には探知魔法によるオートガードは出来ない。やはりありましたね、穴が………さて、後はこの穴をどう突くか………)」
春香はザスターの探知魔法{スパーキングサーチ}の弱点を早くも見抜いてしまい、攻略に乗り出そうと策を練る様子を見せるのであった………
ザスターはありとあらゆるものを探知し、同時にオートでそれを防ぐ為の究極の探知魔法を持っていた。しかし、それによる穴にも気付く春香。果たして、春香はどのようにしてこれを突破するのか………?
To Be Continued………
次回予告
ザスターの探知魔法を破る為、大規模な攻撃に動く春香。それは、1級魔法使いであるザスターをしても理解出来ない常人離れした魔法による攻撃であったのだった………
次回「超越の域の魔法」