疲弊するザスターは極大魔法による逆転を図る。しかし、それも春香の想定の内における動きであり、春香はザスターの極大魔法をかわす形で自身の極大魔法を展開。ザスターへ致命傷を与えたのであった………
極大魔法が解除された事により、魔力による結界が消失。これにより外から見えなかったメイト達も状況を知る事となり、春香の勝利とザスターが致命傷を負った光景が彼女達の視線に映っていた。
メイト「………! 春香師匠が勝った………!?」
この結果は、その様子を見た全員が驚くものであった。マジェステンド側は春香の無事を安堵する中、バトルウォー国王はザスターの敗北が信じられない様子を見せており………
国王「あ、有り得ん………有り得ん!! 何故そんな女が我が国最強の魔法使いを倒せる!? 有り得ん!!」
ザスターの敗北が信じられない様子を見せていた。春香は地面に突き刺さった杖を引き抜くと、その先端を国王ヘ向けると………
春香「………バトルウォーの国王さん、悪いことは言いません、ここで交渉内容を変えるというのならば………もう少しはマシな終わり方になると思いますよ?」
春香はそう言って、バトルウォー国王に対して和平交渉の内容変更を求めた。それを聞いた国王は動揺を隠せない様子を見せていた。
国王「な、なんとかしろクルーフ!!」
そして策がないのか、バトルウォー国王はクルーフにすがる様子を見せていた。クルーフは国王の後ろから前へと歩きだし、国王の命令に動こうとする………誰もがそう考えた瞬間、なんとクルーフは右手を飛ばしたかと思えば、なんとそれをバトルウォー国王に向けると共に、右手から炎を放ち、国王を火だるまにし始めた。
春香「なっ!?(バトルウォーの王様を丸焦げにするつもりですか………!?)」
クルーフのこの行動は春香とて理解ができなかった。
国王「ぐあああっ!? な、何故だ!? 何故私に攻撃を飛ばした!?」
そして当然ながらバトルウォー国王も理解できない様子だった。しかしクルーフは冷静な様子を見せており………
クルーフ「………何か勘違いしているようだが………私は古代極大魔法に興味があってこの戦争に挑んだだけだ………だがバトルウォーの1級魔法使いが消えた以上、最早期待出来る実験体はいない………この国が滅びようともな………」
そう言って、このバトルウォーには最早興味が無い事を言い放つ。それを聞いた国王は………
国王「貴様………私が貴様をどれほど重宝してやったのか忘れたのか………! 貴様が言うから、これまでに収集してきた古代極大魔法の魔導書を全てお前に渡して来たと言うのに………!!」
そう言って、クルーフに対して恨みの言葉をかけた。そんな中、春香達はこれまでの1級魔法使い達が古代極大魔法を使っていた理由について、クルーフの策であったと知る事となった。そしてその直後、国王は完全に燃え尽きる事となり、そのまま死んでしまった。その光景を戦慄するメイト達と、流石に動揺を隠せない春香。そして、近くにいた見張りのバトルウォーの兵士達は、クルーフに対して手に持った槍を向けていた。
クルーフ「ここまで7人の魔法使いによって古代極大魔法を確認する事が出来た。残る魔法は後3つ。そして、全ての実験は最早私が居れば完遂される………ならばこの国の未来などどうでもいい………」
そんな中でクルーフは自身の目的が上手く動いていると言わんばかりにそう言って、古代極大魔法への執着と、バトルウォーの存亡への興味の無さをここで暴露するのであった………
バトルウォーの1級魔法使いを全滅まで追い込んだ春香だったが、その直後にクルーフがバトルウォー国王を裏切るという衝撃の行動に出た。その理由には、彼の持つ古代極大魔法へのこだわりが大きく関係している事が明かされる事となったのであった………
To Be Continued………
次回予告
クルーフは自身の中に宿る古代極大魔法を使い、周囲の兵士を一掃し始める。それを目にした春香もまた古代極大魔法を使う事を宣言する。Uがいない為に古代極大魔法は使えないと指摘された春香であったが、彼女の中では使える確信があるのだった………
次回「春香の魔法の発動条件」