幻想魔法大戦記〜白髪の魔法使い〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
バトルウォーすら裏切ったクルーフと戦うべく、古代極大魔法の使用を宣言する春香。春香がこれまで秘匿していた真の発動条件が明らかとなったと同時にUがマジェステンドから一瞬でバトルウォーへ移動。春香との合体を成し遂げるのであった………


第159話 仮面の下の顔

春香達の策にハマった事に驚きを隠せない春香であったが、少しして笑いを零すと………

 

クルーフ「………面白い真似をしてくれる。いいだろう、お前達の力を私に見せてみろ!!」

 

そう言って、春香達と戦う様子を見せると共に、左手から巨大な炎を放つ。

 

春香「{ヘルブリザード}!」

 

しかし、春香は巨大な氷塊を作り出して炎の威力を相殺。更にその直後、春香は氷塊へ接近し、杖による力技でこれを破壊。クルーフの隙を突く形で杖に魔力を纏わせ………

 

春香「{ストーンエンチャント}」

 

杖の外側を鉱石へと変化させた。

 

クルーフ「無駄な事だ! 大魔法{ブレイズ}!」

 

だが、クルーフも咄嗟に目の前に炎の壁を出現させる。突っ込んでいた春香はもう少しでぶつかりかけるが………

 

春香「魔法反転………古代極大魔法{エクストラフュージョン・リバース}!!」

 

春香はそれを呼んでいたと言わんばかりに、纏っていた鎧ことUを炎の壁よりも高い位置に向けて射出し、そのまま自身は光へと変化。一方で、鎧となっていたUは元の姿へ戻ると共に、炎の壁を乗り越える事に成功。更に光となった春香が光の姿のまま炎の壁をかわし、鎧へと変化。そのままUの身体へ装着され、合体が完了すると同時にUは地面に向けて落下しながら右拳に魔力を纏うと、クルーフの顔面に向けて攻撃を叩き込んだ。

 

クルーフ「ぐあああっ!!」

 

クルーフはこの一撃で大きく後ずさる事となったが、Uはこの隙を見逃さず、右足に光のエネルギーを集束させながら身体を回転させ………

 

「{ワイルドソニックアタック}!!」

 

必殺の回転キックをクルーフへと直撃させた。

 

クルーフ「ぐあああああああああ!!」

 

クルーフは地面を大きく転がった。その直後、クルーフの身体を覆っていた鎧が消え、古代極大魔法が解除された………のだが、その際に見えたクルーフの姿を目にしたUは驚きの声を漏らした。

 

U「っ………!! アンタ………!?」

 

クルーフが今まで頑なに見せなかったローブの下には、大きなコートを羽織った水色のロングヘアーの女性の姿………Uにとって見知った人物の顔が隠れていたのであった。

 

春香「………知っている方ですか、Uさん?」

 

これには春香も思わずUに対してそう問いかけた。

 

U「ああ………彼女は吟遊詩人、名前は………フィール=フィーク………!!」

 

Uはその人物の名を口にした。そしてこのタイミングにおいて、白いローブの人物兼クルーフ=バイスタンダーの正体が、過去にUの前に2度顔を見せていたフィール=フィークである事が明らかとなったのであった………

 

 

 

 

古代極大魔法と2人がそれぞれの戦術を見せる形でクルーフを追い込むが、クルーフの正体が、Uの知る吟遊詩人フィール=フィークである事がこの場面で露呈する。果たして、何故彼女はクルーフ=バイスタンダーとして暗躍していたのであろうか………?

To Be Continued………




次回予告
フィールの目的はクルーフとして活動していた事から変わっておらず、それはUに接触した時でさえ同じであった。その衝撃の事態が明らかとなった後、フィールは自身の計画の完遂が迫っている事を改めて宣言するのであった………
次回「自称傍観者の計画」
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