フィール=フィークの思惑は変わらず、Uに接触した時でさえその考えはブレていなかった。そして、フィールは古代極大魔法の所在について明かす。その中で9冊目の契約者が不明という状況の中、Uがフィールが2冊契約を行っている可能性について言及するのであった………
フィールの思惑や正体が明らかとなってから数日、春香達はマジェステンドへと戻ってきた。
U「………前に奴本人から聞いた話だ。古代極大魔法は複数冊の契約ができるってのは」
その中で春香達は、バトルウォー内で起きた出来事や、白い軍師クルーフ=バイスタンダーの正体がフィール=フィークであった事、古代極大魔法の2冊以上の契約についての話を行った。
エフィド「………まさかあの軍師の正体が女かつ、古代極大魔法2冊を契約しているような輩とはな………」
その話において、特に驚いていたのはクロスと共に行動していたエフィドであった。
春香「そんな事よりも。Uさんは何故あの人と接触していた時の事を黙っていたんですか………? というかそもそも会ってた事すら話してませんでしたよね………?」
そんな中春香は、Uがフィールと二度会っていた事や、これまでのやり取りを春香にすら話していなかった事を言ってきた。メイト達は春香がUを心配してそう問いかけていると思っていたのだが………
U「いやあー春香さんに他の女性の話をするとキレるじゃないっすか………うん」
春香が怒っている理由について、半分程度私怨が混じっている事を察知したUは、口篭るようにそう弁明する。それを聞いたメイト達は思わず首を傾げていたが………
春香「………問答無用です!! まだ話してもらっていた方がマシでした!!」
春香はそう言うと、Uの首元を両腕で締めてきた。
U「うわっ!? ………ぐ、ぐるじいっで………!!」
Uは泡を吹きそうな様子を見せながら苦しんでいた。その光景を見てただの夫婦の痴話喧嘩のような光景がメオンの中で思い浮かび………
メオン「(こんな時まで嫉妬絡みで怒れるとは大した女だ………)」
思わず呆れた様子を見せてしまっていた。そんな光景の中、春香達の元へマジェステンドの役員が慌てた様子でやってきた。
役員「た、大変です!! このような手紙が先程届きました!!」
役員は手紙を広げると、その内容を読み上げる。
「マジェステンドに残っている連中よ、私は最後の古代極大魔法を現代に復活させる光景を諸君らにも是非お見せしようと思っている。3日後、マジェステンドの城下町でご覧いれよう。そしてその時こそ、私とお前達の最後の決戦の火蓋が切られる時だ………」
手紙の内容は、3日後に最後の古代極大魔法をマジェステンド城下町で復活させるという知らせだった。その内容から、手紙の差出人はフィールである事が確定し、文体なども宣戦布告を行っているようなものであった。それを聞き、ザワつき始めるメイト達。そして、喧嘩をしていた春香とUもこれを有耶無耶にするかのように顔を合わせると………
U「[………最後の古代極大魔法の復活………嫌な予感がするな、春香]」
2人の話題は最後の古代極大魔法にまつわるものとなっていた。
春香「[そうですね………私達と警戒を強める必要がありそうです………]」
そして2人の警戒心は、この手紙をきっかけに大きく強まる事となったのであった………
フィールが古代極大魔法2冊を契約している可能性について、確信を持ち始める中やってきた、フィールからの手紙。果たして、フィールの言う最後の古代極大魔法の詳細は果たしてどのようなものなのであろうか………?
To Be Continued………
次回予告
3日後、マジェステンドの城下町へフィールが姿を現す。フィールによる最後の古代極大魔法の契約を阻止しようと動くマジェステンド側に対し、フィールは既に契約していたもう1つの古代極大魔法の効力を発動するのであった………
次回「隠されていた古代極大魔法」