フィールの身体を使った三重契約は、最早普通の古代極大魔法では止められない強さを獲得するに至っていた。だが、それと同時に負担も大きいものであり、それすら快楽を覚えるフィールに対し、春香は彼女の殺害をする意思を固めたのだった………
フィールを殺害する意思を固めた春香は、自身の身体から魔力を報酬する。そして、杖を地面へ突き刺すと………
春香「古代極大魔法{エクストラフュージョン}!!」
自身の古代極大魔法を起動する。これにより、春香の位置から少し離れた位置から光が飛んでくると、これが春香の身体へ直撃する。その光の正体は遠くで待機していたUが変化したものであり、鎧へと変化すると共に春香の身体へと装着されたのだった。
フィール「今更お前達の魔法など私の前では意味は無い!」
フィールはそう言うと、右手から冷気を放出する。だが春香は自身の身体に炎の魔力を纏わせるとこれを相殺。地面に突き立てていた杖を引き抜くと………
春香「{トゥワイズサンダー}!!」
春香は天から2連続で雷を落とす。だがフィールは白い魔法陣を真上に設置する事で2発とも無力化させる事に成功させると………
フィール「魔法による出力は三重契約を行っている私の方が上だ! つまり、お前達はスペックで私に劣る!!」
そう言って、魔法による出力は自身の方が上である事を言い放つ。だが………
U「………アンタさ、なんか勘違いしてないか?」
鎧状態のUはそれに待ったをかける言葉をかけた。フィールが首を傾げていると、彼女の目の前から春香の姿が消えていた。
春香「………古代極大魔法{エクストラフュージョン・リバース}」
春香の立っていた場所には春香の声と、彼女のものと思われる光だけが残っていた。フィールが困惑する様子を見せていると、その真後ろにはセイバーを持ったUが後ろに立っており、斬撃が直撃する寸前に鎧へと変化した春香がUの身体に装着され、そのまま鋭い斬撃がフィールに直撃し、彼女を吹き飛ばした。
フィール「ぐああっ!?」
フィールは自身が出し抜かれた事に驚いていた。Uはそのまま素早い動きでフィールへ接近する。フィールは左手から炎の渦を放つ事で対応しようとするが………
春香「古代極大魔法{エクストラフュージョン}………!」
ここで春香が再び魔法を起動。これによりUが身にまとっていた鎧は光となり、瞬間的にフィールの真後ろへと移動し、春香の姿を形成。そのまま春香が魔法の詠唱を行っている中、炎の渦を間近にしたUは光へと変化し、そのまま瞬間的に春香の元へ飛来。春香の身体へ触れる直前に再び鎧を形成すると、春香は紫の弓矢を生成し………
春香「{オメガアロー}!!」
ゼロ距離でフィールの身体に紫の矢を直撃させ、大きく吹き飛ばした。
フィール「うあああああっ!?」
フィールはまたしても訳が分からない様子を見せていた。だが、春香はフィールに向けて右手の人差し指を向けると………
春香「確かに出力は貴女の三重契約の方が優れているかもしれませんが………こちらには2人分の膨大な実力があります………! スペックに驕りを見せる貴女には決して負けはしません………!!」
そう言って、実力については自分達の方が上であると言い放った。そしてその言葉は直近の春香とUによる切り替わりながらの奇襲が事実として証明させており………
フィール「お、おのれ………!!」
フィールへ苛立ちを与えるきっかけとなっていたのだった………
出力やスペックで劣る中、持ち前の地力でフィールを翻弄する強さを見せる春香達。果たして、この激闘を制するのはどちらの魔法の使い手であろうか………?
To Be Continued………
次回予告
フィールは春香達に反撃しようと、最大出力の技を狙う。だが、それに対抗するかのように、春香達も最後の奥義を狙うのであった………
次回「最終奥義対決」