エフィドに古代極大魔法の契約数の差を突き付けられつつも、春香達は地力でエフィドを圧倒する。そんな2人からの実力の差に苦戦すると共に、エフィドは苛立ちを見せるのだった………
フィール「こうなれば………三重契約の優位性を教えてやる!!」
フィールはそう言うと、自身の手元で魔力を集束させはじめた。それを見たUは………
U「相手さんはどう見ても大技の構えだ。どうする、春香?」
そう言って、フィールが大技を狙っている事を指摘する。
春香「分かってます………ならこっちも全力でやるだけです!!」
春香はそう言うと同時に両手を組み合わせ、手の中でエネルギーを集束させ始める。
U「成程、それで決めるのか………なら、僕も手を貸そう」
Uは、春香のトドメの手段を察すると、彼女の手の中で集束するエネルギーの中で、自身の光の力を混ぜ合わせ始めた。これにより、エネルギーは膨大かつ強大なものとなった………そして、2人が同タイミングでそれぞれの力を圧縮させ、互いにエネルギーが集中した両手を相手へ向ける。
フィール「くらえ! {カオスファイナル}!!」
フィールは両手の中で混ぜ合わされた黒いエネルギーを春香に向けて飛ばす。対して春香は両手を開くと………
春香「これが私達の最大奥義………{シャイニングブラスター}!!」
必殺のエネルギー波をフィールに向けて放った。2人が放ったエネルギーが中央でぶつかり合い激突する。拮抗する2つのエネルギーがぶつかり合う中、春香達のエネルギーがフィールの放ったエネルギーを押し始める。
フィール「な、何っ!?」
これにはフィールも理解出来ない様子を見せていた。
春香「………そんな攻撃、私達には通用しません!!」
春香がそう言うとそのまま春香達の放ったエネルギーが押し切り、フィールの右半身を消し飛ばし、致命傷を負わせた。
フィール「があっ………!!」
フィールは口から、残った身体から、多量の血を吹き出した。
U「………その様子だとアンタももう終わりだな」
Uはフィールの傷の具合を目にし、とても助からない状態である事を察知し、そう言い放った。そしてそれは春香の目から見ても明らかであり、フィールもここが自分の死期である事を察知した。
フィール「………ははっ」
しかし、フィールは笑いを見せていた。その不気味さには春香達も首を傾げる様子を見せる。
春香「………何がおかしいんです?」
そして思わず出てきた春香の疑問の言葉。フィールは笑いの声を止めると………
フィール「………私が死ぬ可能性も考慮はしてたさ。だが、古代極大魔法10種に契約者が現れた今、私が死のうが生き残ろうが同じ事………お前達は思い知るんだよ、なんで私が古代極大魔法の魔導書10冊を使ったのかを………」
そう言って、自身が死んでもまだ策があると言わんばかりの様子を見せたのだった………
フィールとの最強技対決を乗り切った春香達。しかし、フィールにはまだ手が残されていた。果たして、フィールは何を企んで古代極大魔法に執着していたのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
フィールが古代極大魔法10種の契約者登場に拘ったのは、それをトリガーとした真の目的が狙いだった。そして今、その真の目的は果たされる事となるのであった………
次回「真の目的」