フィールとの最強技対決となり、春香達の力による必殺の一撃がフィールへ致命傷を与えた。しかし、フィールは目的は既に完遂したと言わんばかりの様子を見せていたのであった………
春香「………そういえば、ずっと引っかかっていました。これまでのバトルウォーの1級魔法使い達に古代極大魔法の力が与えられていた事について………それも貴女の指示なのでしょうけど、貴女は彼等が負ける可能性すら知っててこんな真似をしてたんですか? 」
フィールが古代極大魔法10種に契約者が現れた事、そして自身が死ぬ可能性すら考慮していた事を口にした点から、春香はここまでのバトルウォー側の戦争における苦戦すら彼女の思惑通りであったかを問いかけた。それを聞いたフィールは笑いを零すと………
フィール「私にとって先の戦争はあの魔法使い共に古代極大魔法を契約させる口実が欲しかっただけだ。その結果バトルウォーが勝とうが、負けようがそんな事は私の目的とはまるで関係が無い。私が欲しかったのは10種の古代極大魔法が契約される瞬間だ。まあ、私はこのまま死ぬ訳だが………死ぬ前に一目お目にかかれるだけ幸運と考えるのが吉と考えるべきか………」
そう言って、喜びを隠しきれない様子を見せていた。そんな彼女の様子を見た春香達はこれを怪しみ………
U「………さっきから何を嬉しそうにしている? 死ぬ前の人間とはとても思えない行動で不気味なんだが………?」
Uは思わずそう問いかけた。フィールは残っていた左手を自身の背後に向けると………
フィール「………白髪の男。私が死ぬ前に古代極大魔法に関する最後の話を教えてやろう………10種の古代極大魔法が契約された時、世界を滅ぼす力を持つ最凶の魔法使いがこの世界に復活する………」
そう言って、古代極大魔法10種が契約される事によって起きる事態を口にする。
U「何っ!?」
これにはUや春香も驚く様子を隠せない様子を見せた。フィールはボロボロの状態においても煙草を取り出し、それを口に咥えた直後、左手から火を放出する事により、煙草に火をつけ、煙草の味を堪能していた。
フィール「………死ぬ前に最凶の魔法使いがお目にかかれたのは嬉しいものだな………私の行動の甲斐があるってもんだ………」
フィールはそう言うと、自身の背後から歩いてくる何かに喜びの感情を向けていた。春香達もフィールが向いている方へ視線を向けると、そこには大きなローブを羽織った黒い髪の男が春香達の方へ向かってくるのを目にする事となったのだった………
フィールの真の目的は、古代極大魔法10種が契約された末に復活する最凶の魔法使いの復活だった。果たして、この最凶の魔法使いは何者だろうか………?
To Be Continued………
次回予告
フィールが蘇らせた最凶の魔法使いは、古代極大魔法が造られた時代の魔法使いであった。そしてその魔法使いこそ、古代極大魔法の創造主である事も明らかとなったのだった………
次回「古の魔法使い」