幻想魔法大戦記〜白髪の魔法使い〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
フィールが古代極大魔法10種の契約に拘ったのは、これによって復活する最凶の魔法使いを甦らせる事が目的であった為だった。そして、その魔法使いが春香達の前に姿を現すのであった………


第167話 古の魔法使い

春香達の前に現れた謎の黒い髪の男。春香はその男から放出されていた魔力の一端を感じ取ると、その膨大さに驚く様子を見せた。

 

U「………? どうしたんだ、春香?」

 

春香の感覚や感情は合体時のUにも伝わってくる事から、彼は春香が何か異常を感じた事を察知する様子を見せた。

 

春香「………Uさん、あの男の人は本当に恐ろしそうです………放出している魔力の桁が常人の域を遥かに超えています………!!」

 

春香の言葉を聞いたUは、思わず動揺の声を漏らした。その直後、黒い髪の男は致命傷を負ったフィールを目にすると………

 

????「………お前が俺を蘇らせたのか?」

 

そう言って、フィールに対して自身を甦らせたかを問いかける。

 

フィール「………ああ、蘇らせようと動いたのは私だ。古の魔法使い、エタール=テンス………!」

 

フィールは喜びを隠せない様子を見せながら、その魔法使いの名を口にした。

 

春香「(エタール=テンス………それがあの男の人の名前………)」

 

黒い髪の男、エタール=テンスの名を聞いた春香。名前こそ勿論聞いた事は無いが、彼の底知れなさについては密かに感じていた。一方、エタールは春香の方へ視線を向けると………

 

エタール「………そこの女、膨大な魔力を感じるな………俺が生きていた時代でもそこまでの魔力を持つ魔法使いは見た事が無いな………もしかしたら、俺のように伝説を残すかもしれないな」

 

そう言って、春香の魔力を感じると共に彼女へ期待を寄せる様子を見せた。

 

春香「………それはどういう意味ですか?」

 

それを聞いた春香は、エタールに対して思わずそう問いかけた。

 

フィール「………どうやらアンタは知らないようだな。教えてやる、この男、エタール=テンスこそが古代極大魔法を生み出した張本人だ」

 

するとフィールが、エタールに関連した事を語る。それは、エタールこそが現代で古代極大魔法と呼ばれている10種の古代極大魔法の産みの親である事を明かした。

 

U「な、何っ!?」

 

これには話を聞いているだけであったUも驚きを隠せなかった。

 

春香「(あの人が………私達がこれまでぶつけ合った古代極大魔法を生み出した張本人………!!)」

 

春香は、これまで争いの中で見てきた古代極大魔法を生み出した張本人こそがエタールである事実を知り、その真実にU以上の驚きを見せていたのだった………

 

 

 

現代に甦った最凶の魔法使いエタール=テンス。彼こそが古代極大魔法を生み出した張本人であり、フィールが復活させようと奔走していた人物だった。果たして、フィールは何を思って彼を復活させようと画策したのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
フィールがエタールを復活させようと考えたのは、魔法使いによる世界を作り出す事を目的としていた為だった。しかし、エタールの目的はそんなフィールの世界とは全く関係の無い方向にあったのだった………
次回「両者の方向の差」
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