フィールが蘇らせた最凶の魔法使いエタール=テンス。それと同時に彼こそが、現代で古代極大魔法と呼ばれている10種の魔法を生み出した張本人である事も明らかとなったのだった………
エタールこそが古代極大魔法を生み出した張本人。その真実を知った春香が動揺する中………
U「………そもそもの話、何故アンタはその魔法使いを蘇らせた? 何の意味もなくそんな奴を蘇らせるのは愚策でしかないはず………何がアンタをそうさせた?」
Uはエタールを復活させようと暗躍していたフィールの思惑に首を傾げていた。
フィール「………私は彼を蘇らせる事で魔法使いによる世界を実現させたかったのさ。魔法は確かに人間に莫大な文明の利器を生み出した。しかし、世界は魔法使いによる世界の実現を許してはくれない。だからこそ実現させたかったのさ。魔法使いを中心とした世界の実現こそ、私の望む世界そのもの。エタール=テンスならそれが実現できるんだよ………!!」
フィールはエタールこそが魔法使いを中心とする世界を実現出来ると信じる様子を見せていた。フィールの真意を知ったU達は返す言葉も見つからなかったが………その直後、フィールの横に立っていたエタールは左手から炎を放出すると、フィールの身体を突如として燃やし始めた。
フィール「ぐあああああ!!」
フィールは自身の身体が燃やされていく状況に驚く様子を見せていた。そんなフィールをエタールは冷めた視線で見ており………
エタール「………お前の目的など俺にとってはどうだっていい。それに、漸く俺が復活したんだ………俺が過去に果たせなかった目的を今こそ果たす時だ………」
そう言って、フィールの目的など知らんと言わんばかりに、自らの目的を果たす事を宣言する。
フィール「目的………だと………!?」
フィールは動揺を隠せない様子を見せながらエタールの目的について問いかける。
エタール「俺は………この世界を壊す。俺の魔法を認めず、力を持つ俺を妬み封印した愚か者どもが作ったこの世界を………! 世界は本来俺が支配すべきものだった。その伝説を一から創る為にも、一度この世界を壊す、それが俺の目的であり………古代極大魔法10種の契約によって俺の封印が解かれるなどという回りくどい脱出方法を定めた理由だ………そうだな、貴様の魔法使いを中心とした世界は叶うかもしれんな………俺という魔法使いが中心となるからな………!」
エタールはフィールに対し自身の真の目的を明かした。その目的は身勝手な感情から生まれた欲望そのものであり、それを聞いたフィールは笑い出し………
フィール「私のやってきた理想が叶わないのは残念だが………アンタの目的の中に魔法使いの世界があるなら………私は何も言わねえ………あの世から見ててやるだけだから………よ………」
そう言って、自身の理想が結果として果たされる事に満足すると同時に炎で跡形も無くなってしまった。だが、エタールにとってフィールは自身を甦らせるための道具でしか無かったと言わんばかりの様子を見せ………
エタール「貴様の目的が果たして実現するか………あの世からせいぜい見物しているんだな………!」
フィールに対して皮肉交じりにそのような言葉を送るのだった………
フィールのこれまでの行動は、魔法使いを中心とした世界の構築を実現させる為の布石であった。だが、エタールは世界の破壊と創造を望んでいた。フィールが死んだ今、そんなエタールの身勝手な目的を春香達はどのように捉えるのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
エタールは目的を果たそうと、マジェステンドの破壊から動き出す事を宣言する。春香達はエタールに挑むが、エタールにはフィール以上の最凶の能力を持っていたのであった………
次回「古代極大魔法の祖」