幻想魔法大戦記〜白髪の魔法使い〜   作:Uさんの部屋

173 / 190
前回までのあらすじ
エタールと戦う策を考える春香達の元へメイトが顔を出した。本気でエタールと戦おうとする春香達の神経が理解出来ないメイトに対し、春香達は過去の経験を話し始めるのであった………


第173話 本心に寄り添う選択

それから数分程、春香とUによる昔話を聞く事となったメイトだが………

 

春香「………懐かしいですね。人間じゃない神の存在に殺されかける程のギリギリの激闘を繰り広げた事、幾度となくありましたね」

 

U「今でも鮮明に覚えてるなぁ………春香と敵対して死にかけた事もなんどか………いや、1回死んだんだっけ」

 

春香達の話は嘘だと思いたくなる程に次元の違う話であり、メイトは理解が出来なかった。しかし、2人の様子から全く嘘とも取れず、メイトから見て格上の2人すら苦戦する敵がゴロゴロいたという話は信じたくない程のものであり………

 

メイト「………もういいです、お腹いっぱいです………」

 

遂にはメイト側が音を上げてしまった。

 

春香「………まあとにかく、私達が強敵との戦いに恐怖を覚えない理由は分かって貰えたかしら?」

 

少しして春香はメイトに対し、自分達が恐怖を感じていない事について納得して貰えたかを問いかける。

 

メイト「分かりました………嫌という程」

 

メイトは最早言われる事すら億劫な程に2人のとてつもない経験を知り、それに比例して恐怖など慣れてしまっている事を理解する。

 

春香「………でもね、だからこそメイトちゃんには無理をして欲しくないの」

 

ところが、春香は突如として明るかった声色から、やや真剣な声色へ変え、メイトの目線に合うようにその場にしゃがみこんだ。

 

春香「さっきも言ったけど、怖いと思う事は恥ずかしい事じゃない。貴女がこのまま傍観するだけの選択をしても私達は一向に構わないわ………後悔の無い選択をね」

 

春香はそう言って、メイトがこのまま傍観したままでも構わない事を伝えた。それを聞いたメイトはその場では返答が思いつかず………

 

メイト「………少し、考えてみます………」

 

考える猶予を求める言葉を返した。春香はこれに頷くと、メイトが部屋を出ていくのを見守った。

 

U「………ま、中々厳しいよな。いきなり死ぬかもわからん格上と戦うなんて常人には精神が耐えられないよな………」

 

Uはメイトの内心を察するようにそう呟いた。

 

春香「………作戦は2人で戦う方にシフトしましょう。他の人も戦意は見られませんでしたし、基本的に支援は無しという前提の策を立てなければですね」

 

春香もそれに頷き、2人で戦う作戦を考案する事を決意するのであった………

 

 

 

春香達が恐怖に慣れた理由を知ったメイト。しかし、春香達は彼女が戦うかは彼女自身に委ねる選択を取った。果たして、メイトが選ぶ選択とは………?

To Be Continued………




次回予告
残り猶予時間が約10分を切ったタイミングにて、春香達は戦いに向かう事となった。生死を賭けた戦いを前に、春香とUは最後の確認を行うのであった………
次回「最後の確認」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。