幻想魔法大戦記〜白髪の魔法使い〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
春香達の過去話から、春香達が恐怖を感じない理由を知るメイト。しかし、それを聞いてもなお戦うかについては、メイト自身の判断に委ねる事となったのであった………


第174話 最後の確認

そして、エタールを封印した光の球体の輝きが遂に弱まり、今にも壊れそうな状況であった。春香達は窓からこれを見ており………

 

U「………いよいよ後10分もないか」

 

Uの言葉で猶予が残されてなどいない事が2人の中で分かった。春香達は部屋の扉の前に立つと………

 

U「………これから先の戦いはここ最近ではまた大きな強さを持った相手だ。この扉を開けたらもう戻れないぞ? 覚悟は………いや、愚問か」

 

春香に確認の是非を問おうとしたが、確認するだけ無駄な事を自嘲するようにそう呟く。

 

春香「そちらこそ………今更怖いなんて話は無しですよ?」

 

春香も笑いを零すと、Uに対してそう問いかけた。

 

U「愚問だな。ここまで神とか人間辞めてる奴と何度も殺し合ってるのに、今更引き返す選択を取る馬鹿がいるかよ」

 

Uは笑いながらそう返した。春香もクスリと笑いを零すと………

 

春香「それはそうですね………! ………では、行きましょうか」

 

春香はそう言うと、ドアノブに手をかける。Uも合わせてドアノブに手をかけると………

 

U「………死ぬなよ、春香」

 

春香に対してそう呟いた。

 

春香「Uさんこそ………せめて死ぬなら一緒に………ですよ?」

 

春香もUに対して言い返すようにそう呟いた。

 

U「………だな」

 

Uは春香の言葉に頷き、扉を開ける。そして、廊下の窓から飛び出した。2人は空中で身体を浮かせると共に、地面へ静かに着地。そしてそのまま城下町の中央広場へ向かって走り出すのであった………

 

 

 

一方、城の廊下の窓から2人の様子を見ていたメイト。彼女はまだ答えが見つからないのか、身体を震えさせながらその場に座り込んでしまっていた。

 

メイト「(怖い………でも、あのお2人はどうして戦えるのかな………分からないよ………)」

 

メイトは未だに春香とUの内心が理解出来ない状況だった。恐怖で身体が動かない中、メイトの横をとある人物が通った。

 

???「………メイトちゃん? どうしたの?」

 

その人物はメイトを知っており、彼女の様子に驚く様子を見せていた。

 

メイト「………! ミトルさん………! どうしてここに………?」

 

その人物はミトルであった。

 

ミトル「………市民の避難誘導を頼まれてね。メイトちゃんこそどうしてここに………?」

 

ミトルはここを訪れる前に仕事をしており、その関係でこの場を通り過ぎたようだった。

 

メイト「実は………」

 

メイトはミトルに対し、自身の状況を話し始めるのであった………

 

 

 

春香達はいよいよエタールとの再対決に挑む事となった。そして現状でも恐怖に怯えるメイト。一連の事件に関連した最後の対決は、目の前に迫っていたのであった………

To Be Continued………




次回予告
春香達が中央広場に到着した直後、エタールの封印が遂に解かれる事となった。春香達の最終決戦が遂に幕を開けたのだった………
次回「最強との最終決戦」
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