エタールが守備と回避に徹する事により、攻撃を当てられない春香達。テレパシーで会話をする中で、Uはとある策を思い付く様子を見せたのであった………
Uの思い付いた策を、春香達はテレパシー内で共有する。エタールからすれば2人が顔を合わせている光景にしか見えず………
エタール「(………何故顔を合わせている? 意思疎通のつもりか………? だがどちらにしろ俺には届かん!!)」
エタールは首を傾げながらも2人に攻撃を仕掛けようとする。しかし、Uがエタールへ接近。接近と同時に彼はセイバーを振り下ろそうとしていた。
エタール「ぐっ! {エクストラフュージョン}!」
エタールは近くに散らばっていた瓦礫を混ぜ合わせた塊を創り出してUの前へ持ってくるが、Uは簡単に一刀両断する。
エタール「何っ!? くそっ、{トランセンドブースト}!!」
エタールは大きく下がる為に距離を取る。しかし、Uはそれを目にするなり………
U「何度も逃げられると思うなよ!!」
手に持ったセイバーをエタールに向けて投擲する。エタールはその行動に驚くのと同時に、横へ高速移動する形で回避するが………
U「そこだ!」
Uはエタールの回避した方角へ急接近。エタールに向けて素早くパンチを放つ。
エタール「そう来たか………! ならこうするだけだ!! {ラグナロクブリザード}………!!」
エタールは驚きながらも冷静に自身の周囲へ氷の壁を生成し、Uのパンチを止める。だが、それだけでUの攻撃は止まらず、Uは右拳にエネルギーを集中させると、鋭いパンチを氷の壁にぶつけ、それを砕いた事による隙間からエタールへ接近する。
エタール「っ………! {エターナルバーニング}!!」
エタールは次に炎の壁を作り出す。
U「(炎なら確かに徒手空拳はリスクだ。だが………!)………来い! ZEROセイバー!!」
炎の壁を見たUは一度動きを止めるが、すぐさま次の攻撃に動く。それは、先程Uが投擲し、近くの建物の壁に突き刺さったセイバーによるものであった。セイバーは一瞬にして独りでに壁から離れ、まだ残っていた氷の壁を突き破ってUの手元へやってきた。その直後にUはセイバーにエネルギーを込め………
U「{フルチャージセイバー}!!」
セイバーによる素早い斬撃で炎の壁を真っ二つにする。そのままエタールに素早い攻撃を仕掛けると、エタールは再び氷の壁を作り出す。だが、エタールはUが絶え間なく攻撃を仕掛けてきた為に、冷静な判断をするよりも、その場の判断で攻撃を凌いでいる様子が否めなかった。エタールもUに気を取られており、どうにかこの場を乗り換える事を無意識に考え始めていた………だがその思考に偏り始めたところで、春香が動き出した。彼女は素早く魔力を集束させ………
春香「{トゥワイズサンダー}!!」
再び天から2発の雷を落とす。
エタール「(この魔法は前に見た………! 対処出来る………!!)」
エタールが以前に防いだ{トゥワイズサンダー}。それを止めようと魔法を展開しようとしたこのタイミングと同時に、Uのセイバーの切っ先がエタールへ届こうとしていた。エタールは反射的に炎の壁をUのセイバーに向けて作り出しこれを止めるが………これにより雷の魔法がエタールに直撃してしまった。
エタール「ぐあああっ! (がっ………! し、しまった………! この白髪の攻撃を止める事を優先して魔法の詠唱が間に合わなかった………!!)」
エタールは先程まで絶え間なく行われたUの攻撃を反射的に止める選択をしてしまった為に、春香の放った雷の対処が間に合わなくなってしまった。2発目に関しては上空に白い魔法陣を出現させる事でこれを止めたが………
エタール「(俺がこんな奴らにダメージを負わされるとは………おのれ………!!)」
エタールは自身の上を行く2人の連携によってダメージを負った事に、憤りを感じる様子を見せたのであった………
Uが絶え間なく攻撃を行う事により、春香の魔法によるダメージを与えるという連携策を成立させる事に成功する。果たして、このまま春香達がエタールにダメージを与え続ける事は出来るのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
エタールは春香の魔法による奇襲を防ぐべく、探知魔法を使う方針に切り替える。しかし、これに引っかからないUの動きが邪魔をし、動作が鈍る様子を見せたのであった………
次回「苦渋の対応策」