エタールに攻撃を届かせるべく、Uは絶え間ない連続攻撃を浴びせる。そして、春香の魔法と組み合わせる事により2人は遂にエタールへ本格的なダメージを与えたのであった………
エタール「(やはりあの魔法使いの女………俺に匹敵するだけの実力があるな………それにこの白髪男のせいであの女の存在を逸らされるのは厄介だ………ここはあの女の反応を常に拾うしかない………)」
エタールは春香の厄介さを悟っていた。そして………
エタール「{パーフェクトサーチ}! 」
エタールは探知魔法を使用。これにより春香の魔力を拾う事となった。魔法の効力を感じ取った春香はすぐにこれに気づき………
春香「(成程………確かにこの魔法なら私の魔力から位置を炙り出せますね………魔法使いの魔力を弱めるのは高度な技術ですし………私の魔力量を考慮すると隠し通すのは不可能ですね。恐らく詠唱時にバレます………)」
現状、自身の位置や気配を消し切るのは不可能に近い事を考えていた。しかし、それで何も対策を立てない春香では無く………
春香「[Uさん、私が魔力を大きく放出して目立つようにします。Uさんは………]」
テレパシーでUに対し次の手を伝えようとする。すると………
U「[………分かってる。皆まで言うなって]」
Uは状況と会話の冒頭部分で彼女の策を察する様子を見せると、一旦エタールから距離を取った。その直後、春香は自身の中に宿る魔力を大きく解放する。その量は膨大であり、エタールは一瞬たじろぐ様子を見せた。
エタール「(膨大な魔力だ………! 俺の時代でもそこまでの量を持つ魔法使いはいなかった………)」
エタールは春香の魔力量に動揺するも、エタールはすぐさま春香に向けて炎の魔法を飛ばす。春香は正面に魔法陣を展開する事で魔法を防ぐ。エタールはすぐさま追撃をかけようとするが、突如として、背後から飛び蹴りをしてくる人物が現れ、エタールを吹き飛ばした。
エタール「ぐあああっ!?」
エタールは一瞬何が起きたか分からないまま地面に倒れる。エタールが飛び蹴りを貰った地点に視線を向けると、そこにはUが立っていた。
U「春香に気を取られるのは勝手だが………僕を忘れられちゃ困るってもんだ」
Uはそう言うと、目にも止まらぬ速さで移動する。エタールは探知魔法で捉えようとするが、その際にUの反応が全く拾えない事に困惑する様子を見せた。
エタール「っ………!? (奴の反応が拾えん………! この魔法の前ではどのような力とて捉えられるはずなのに何故………!?)」
エタールが混乱を隠せない中、Uは徒手空拳の攻撃をヒットアンドアウェイでエタールの身体に叩き込む。エタールが一方的に蹂躙される中、春香は冷静に状況を観察していた。
春香「(Uさんの身体能力は特殊能力などではない自前のモノ………特殊能力によるサーチでは引っかかりません………! 今は万が一セイバーによる反応を拾われては困る事から徒手空拳に限定されていますが………これならUさんは探知魔法上では透明人間扱い………私を狙ってペースを崩させる苦肉の策も使えません………!!)」
現状の様子を把握した春香は、エタール側の策をまたしても封じた事を確信していたのであった………
エタールの策を次々と潰す形で対抗する春香とU。エタールの策をまたしても潰した事により、勝負の流れは完全に春香達へと揺れ動く事となったのであった………
To Be Continued………
次回予告
春香達を真正面から倒すにはあまりに時間がかかりすぎる事を察知したエタール。そんな彼は、なんと先に城の方から破壊する策に切り替えるのであった………
次回「千日手をかわす手」