メイトはエタールに食らいついていたものの、遂に睡魔に倒れてしまう。メイトの危機を間一髪で救った春香達は、メイトの想いに対して、師として応える覚悟を決めたのであった………
春香「さあ、次のラウンドと行きましょうか………! {フォトンバレット}!!」
春香はエタールに向けて魔力を飛ばし、光の柱を生成する。エタールはこれを上手くかわすが、次の瞬間にはUが近くに立っており、彼の回し蹴りを顔面に受けてしまう。
エタール「ぐああっ!!」
エタールは鼻から血を吹き出した。しかし、すぐさま高速移動でこれをかわすと………
エタール「貴様ら2人如きに、俺は易々と倒されはせん!!」
そう言って、両手から春香達に向けて巨大な氷を放つ。しかし、Uが懐からセイバーの持ち手を取り出すと、光の刀身を生成して巨大な氷を破壊する。その直後に紫の矢が春香の手元から放たれる。Uは最低限の動作でこれをかわすと、エタールに向けて紫の矢が間近へと迫った。
エタール「ぐっ!? (俺の攻撃を目隠し代わりに利用された………!?)」
エタールは咄嗟に白い魔法陣を形成して守るも、春香の魔法の魔力に大きく押され、ノックバックで吹き飛ばされた。
エタール「うわあっ!?」
エタールは座り込む様子を見せる。しかし、Uがすぐさま追撃をかけてきた事から、エタールは高速移動でなんとか距離を取った。
U「………すばしっこい事だ」
だが、今のエタールの動きは春香達から見ても逃げ腰にしか思えず、Uも苦言を呈していた。
エタール「なんとでも言うがいい! 俺は勝利に手段を選ばない………!」
エタールは開き直るように春香達へそう言い放つ。それを聞いた春香は堪えられない笑いを零し始めた。
エタール「な、なんだ………何がおかしい!?」
春香の様子にエタールは首を傾げた。
春香「フフッ………いえ、失礼………勝てればいい思考は殺し合いにおいてはご尤もと言える手段ですが………でも貴方、1つ忘れてませんか………」
春香はエタールの言葉を否定こそしなかったが、エタールが1つ見落としている事を指摘する。エタールは首を傾げていたが、その直後、エタールに向かって巨大な爆発のエネルギーを纏った球体が突如として飛んできた。
エタール「なっ!?」
エタールは咄嗟に防御姿勢を取って防いだ………が、直後に巨大な氷塊が上空からエタールに向けて落下する。エタールは咄嗟に左手で白い魔法陣を生成するが………
U「それを防御するってんなら格好の的だ」
Uが当時に接近し、エタールの左手首をセイバーで切断した。
エタール「ぐああああっ!!」
エタールは左腕から吹き出る大量の血と苦痛に苦しんでいた。そして、エタールが次に顔を上げると、なんと城の方にメオンとエリハ、更に数百人の魔法使いや兵が立っていた。
エタール「ば、馬鹿な………!? いつの間に………!?」
エタールはいつの間に増量していた軍勢の数に驚愕する。春香は再び笑いを零すと次のように言い放った。
春香「………私達も勝利に手段は選ばない主義ですよ………!」
それは、エタールへの意趣返しとも言える言葉であった………
メイト達に続き、メオン達も加勢する事態にエタールは困惑していた。そしてこれにより、春香達はマジェステンドに残る魔法使い達すらも味方に付けた戦況へと持ち込んだのであった………
To Be Continued………
次回予告
メオン達が近くにいた事を魔力の反応から知っていた春香は、彼等が加勢するこのタイミングを密かに狙っていた。そして、彼等の登場には、メイトの勇気ある行動が関係していたのであった………
次回「魔法使い達の決意」