春香達の次なる攻撃にエタールは懸命に抗う様子を見せた。しかし、メオン達マジェステンドの魔法使い達が加勢した事で、春香達は戦況の更なる優位を獲得したのであった………
Uはエタールの左手を斬り落とした後、一旦春香の横まで下がった。
U「………しかし、いつの間にメオン達まで出て来るとは………どういう風の吹き回しだ?」
そしてUはメオン達のこの場面での登場について、思わずそう問いかける様子を見せる。
メオン「………決まっているだろう。あんな小さい小娘が生命を張っていたのに、その小娘を守るべき立場にいる俺達が生命を賭けないのは恥だ」
メオンは、メイトが生命を賭けて戦った事を理由に返答する。
U「………という事はメイトちゃんが動かなかったら黙りだったか。まあ僕達としてはどちらでも良かったけどな」
Uはメオン達に対し、皮肉交じりにそう言い放った。
メオン「………今回ばかりは1級として恥ずべき行為を取った。俺はメザイア先生やミレスト様のような勇気が弱い男だったみたいだ………だが、もう迷いは無い。お前達のほんの少しでも助けになればそれでいい。俺達はお前達本命を死なせない肉壁だ」
メオンはUの皮肉の言葉を聞き、今回の自らの行動について深く反省すると共に、自分達が春香達の肉壁になるつもりである事を語った。
春香「………いりませんよ、肉壁は」
しかし、春香はそれを否定する言葉をかけた。メオン達はそれに驚く様子を見せていたが………
春香「少しの援護で結構。あの人の表立った相手は私達がします」
春香がメオン達に求めたのは僅かな加勢であった。
エリハ「し、しかし………!」
エリハ達は春香の依頼に対して意を唱えようとしたが………
春香「………皆さんに死んで欲しくないの」
そんなエリハ達に春香は本音を吐露した。それを聞いたエリハは言葉が出てこなくなってしまった。その後、春香はUに駆け寄ると………
春香「………Uさん、そろそろ強化形態の解禁を択に入れます。ただしすぐでは無いです。まずはメオンさん達の加勢を加えた攻撃で隙を作ってからです」
自身の作戦をUへ共有し始めた。Uが春香の策に頷いた為、2人は動こうとするが………
U「………そういえば、春香って今メオン達が来るのを読んでたんだよな? どの辺りからいるって知ってたんだよ?」
その直前にUは、春香がメオン達の存在に勘づいていた件について疑問を覚え、いつから気づいていたのか問いかけた。
春香「えっと………10分くらい前でしょうか? メイトちゃんが出てきた直前ですね」
春香は10分程前に気付いた事を明かした。
U「言ってくれって! そういう事は………!!」
Uはそれを言ってくれなかった事に不満を抱いたが………
春香「言っても無駄でしょう? だってあの時に来られてもビビった足出まといにしかなりませんし」
春香は、まだ気付いた段階でのメオン達が戦力にならないと読んでいた事から伝えなかった事を明かす。それを聞いたUは………
U「ああ………成程。それにしてもド直球な言い草だな………」
春香の考えに頷くと共に、それをハッキリという春香に対し、思わずそう言い放つのであった………
メイトの勇気ある行動にメオン達も動かされた事が明らかとなった。戦力的な優位を獲得した春香達は、果たしてエタールを倒せるのだろうか………!?
To Be Continued………
次回予告
メオン達が援護に回る中、春香達は必死に隙を伺っていた。面倒になったエタールは{インフィニティクロック}を使おうとする。だが、それが春香達にとって一瞬の隙を作り出すトリガーとなったのであった………
次回「2人が見た隙」