暗躍する魔法使いが放った未知の魔物が現れる非常事態に、メザイアは他の1級魔法使いへの共有を行おうと動き出す。しかし、未知の魔物の内の2体は、メイトとミトルの前に現れていたのだった………
その頃、1級魔法使い達は結界の近くに集合しており、メザイアからの非常事態を聞いていた。
メザイア「………という訳で、未知の魔物が出現した今、試験は中止。私達は受験者達の保護を行う事とする」
メザイアは未知の魔物の登場から試験を中断する事を語る。
春香「あの、帰還の笛による撤退指示は出来ないのですか?」
そんな中、春香は受験者達に配られた帰還の笛による撤退は不可能かどうかを問いかける。
メザイア「それが変でな。先程から受験者への通信を行うとしているのだが、機能が麻痺しているんだ。本来ならこんな事は有り得ないはずなのだが、このままでは死人で溢れ返ってしまう上に、受験者達はトラブルだと気付かない可能性が高い………それを踏まえると、我々1級魔法使いが動くのがベストだ」
メザイアは帰還の笛での対処が出来なくなっている事を付け加える。その為、1級魔法使い達の対処がベストなものである事を語った。
春香「そういう事ですか………分かりました。それなら私も異論は無いです」
事情を知った春香はこれに同意。改めて、1級魔法使い達は受験者達の救助に乗り出す事となり、結界の中へと侵入する事となった………
一方その頃、メイト達は慌てた様子を見せながら逃げ続けていた。人型の魔物は特段攻撃を仕掛けて来ないが、強さが未知数である事から迂闊に近づけない状況が続いていた。
ミトル「………メイトちゃん、防御魔法を最大限に解放して時間を稼いで………! 私が大魔法でなんとかしてみる………!」
ミトルはそう言うと、メイトとのコンビで未知の魔物への攻撃を提案する。
メイト「わ、分かりました!! ………{ゾーンシールド}!!」
メイトはそう言うと、防御魔法を展開する。未知の魔物がパンチを1発放つと、メイトの結界にヒビが入り始めた。
メイト「ぐうっ!? (お、重い………!)」
メイトは魔物のパワーの高さに驚かされていた。しかし、自身の魔力を最大限に解放して何とか時間を稼ぎ続ける。
ミトル「(あの圧倒的パワー………メイトちゃんでも持ちこたえるのには限界があるか………!)」
ミトルは驚きながらも、なんとか詠唱を完了させると………
ミトル「メイトちゃん、準備完了したわ!!」
ミトルはメイトに声をかける。それと同時に未知の魔物の攻撃でメイトの防御魔法が粉砕。メイトは大きく吹き飛ばされてしまったが………
ミトル「大魔法{ストームバスター}!!」
ミトルは自らの切り札を発射。巨大な竜巻を発生させるが、未知の魔物は両手で嵐の形を霧散させてしまった。
ミトル「き、効かない………!?」
ミトルは動揺を隠せない様子を見せていた。未知の魔物はゆっくりとミトルの前へと歩き出す。ミトルは動揺のあまり動けなかった。
メイト「ミトルさん………! ううっ………!」
近くの木に激突していたメイトは動けずに苦しむ様子を見せていた。絶望の表情が隠せない中、ミトルは恐怖のあまり逃げられなかった。未知の魔物が拳を振るってきた為に、ミトルは思わず視線を逸らしてしまった。しかし、ミトルが再び視線を向けると、そこには大柄の男、メザイアが立っていた。
メザイア「将来有望な魔法使い達を潰されてたまるものか………!!」
メザイアは全身に魔力を身に纏うと、右手の拳によるパンチを放ち、未知の魔物をぶっ飛ばした。
メザイア「貴様には指導が必要なようだな………!」
メザイアはそう言うと、未知の魔物討伐へ動こうとしていたのだった………
メイト達の力が通用しない絶体絶命の危機の中、最初に駆け付けたのは1級魔法使いメザイアだった。果たして、彼の強さはどのようなものなのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
メザイアは魔法使いにしては珍しいフィジカル寄りであり、圧倒的なパワーで善戦する。しかし、未知の魔物はタフである事から、メザイアは奥の手を出す事を決めたのだった………
次回「フィジカル型の魔法使い」