未知の魔物を相手に、肉弾戦を仕掛ける形で戦うメザイアだが、有効打を与えられずにいた。そこでメザイアは、自らの奥の手である極大魔法{マスター・ビルドアップ}を発動するのだった………
メザイアが敷いた魔法陣の上には、メザイアと未知の魔物が立っており、魔法陣の上に乗る2人の身体には、魔法による水色の光が付与された。
メイト「2人の身体に水色の光が………?」
メイトは2人の身体に纏われた水色の光に対して首を傾げる様子を見せる。
ミトル「メザイア先生の極大魔法、{マスター・ビルドアップ}は魔法陣の上に乗っている者の身体能力を3倍に押し上げる極大魔法よ」
ミトルはメザイアが発動した極大魔法の詳細を説明。どうやら彼が発動した極大魔法は巨大な魔法陣を設置し、その上に乗る者の身体能力を3倍に押し上げる効果を持っていた。
メイト「でもそれだと相手の方もパワーアップしませんか………?」
しかし、メイトは彼女の説明から1つの疑問を挙げた。メザイアが敷いた魔法陣の効果対象は、魔法陣の上に乗る者であり、特に制限などは無い。それを考えると、相手にみすみす強化を許す事になる訳だが………
ミトル「大丈夫………!」
しかし、ミトルは彼女を安堵させる様子を見せる。その直後、未知の魔物は身体能力が上がりこそしたが、感覚が追いつかないのか、自身の身体能力が上がってしまい、困惑する様子を見せていた。
メザイア「確かに敵の身体能力も上がるが………初見で慣れるほど簡単には対処出来んぞ、私の極大魔法は………!」
メザイアはそう言うと、3倍となった自身の身体能力を活かし、圧倒的なスピードとパワーを利用して未知の魔物を真上に吹っ飛ばした。
メザイア「この魔法陣による効力は、{エンチャントフィジカルアビリティ}の効果を圧倒的に上回る身体能力を獲得出来る。これ程の効力を得られた理由については、相手にも効果が作用するというデメリットをこの極大魔法に課した事が理由だ。極大魔法の効果はメリットとデメリットが共に差し引きゼロでなければ形にはならない。すなわち、威力を押し上げる事という事は、それ相応のリスクを背負うという事だ………!!」
メザイアはそう言うと、天高く打ち上げられた未知の魔物に向けて大きく跳躍し………
メザイア「トドメだ!!」
メザイアが右手に水色のエネルギーを纏うと、未知の魔物に向けてパンチを放つ。未知の魔物は結界の方へとぶつかると、そのまま爆散した。
メザイア「………これで一体か………」
メザイアはそう言って、未知の魔物の1体を撃破した事を呟くのだった………
メザイアは1級魔法使いとしての格の違いを見せつけ、未知の魔物を撃破した。しかし、まだ自体は解決しておらず、未知の魔物もまだ残っているのだった………
To Be Continued………
次回予告
未知の魔物はまだその場に1体残っていたが、そこに加勢した春香の魔法で撃破には成功するものの、そこへ新たな刺客が現れたのだった………
次回「事件の裏に立つ者」