今回の黒幕であるディバイス=ポイズンは、春香から見てもレベルの高い相手だが、春香の魔力量を目にしたディバイスは撤退を選択。逃亡を許す事にはなるものの、その場を乗り切る事には成功したのだった………
一方その頃、まだ残っていた3体目の未知の魔物が、視界に映った受験者達に襲いかかろうとしていた。だがその直後、鋭い光の斬撃が未知の魔物の左腕を切断した。
U「………狙ってくると思ってたが、そんなつまらない事をするとなると………ここで潰す他無いようだな」
その直後、ビームサーベル型武器のZEROセイバーを装備したUがそう呟きながら未知の魔物の前に現れた。未知の魔物は困惑するように唸り声を上げていた。
U「………今のは様子見だ。行くぞ!」
Uは意図的に致命傷を狙いに行かなかった事を呟くと、次の攻撃に移ろうとしている事を口にする………
????「待ってください! ………ここは私が行きます。貴方には是非1級魔法使いとしての私の力を知って欲しいですからね」
しかし次の瞬間、Uに待ったをかける者が現れる。それは、1級魔法使いのミレストだった。
U「………そうかい。任せるよ、えっと………」
Uはここをミレストに任せる事になった。しかし、ミレストの名前が思い出せない様子を見せていると………
ミレスト「ミレストです、これで覚えてくれると嬉しいです」
ミレストは自らの名を改めてUに名乗ると、右手で杖をクルクルと回した後、杖の柄を地面に当て………
ミレスト「大魔法{バーサークサモン}!!」
ミレストは魔法陣を地面に敷く。すると、魔法陣の中から斧を持った人型の魔物が現れた。
U「魔物………? いや、召喚魔法か」
Uは魔法陣から出て来た魔物が召喚された存在である事を悟る。
ミレスト「………そうです。これは私が生み出した魔法の1つ。計4体の眷属を操って戦う使役魔法、それがサモンであり、私が今召喚したのが、バーサークです」
ミレストはそう言うと、自身の魔法について解説を行う。ミレストが使役している魔物バーサークは、未知の魔物に対して斧で攻撃を行う。これにより、未知の魔物にダメージを与えていた。
U「(ダメージが通っている………あのバーサークはパワーファイターってところか)」
Uはバーサークが接近戦型の魔物である事を直感する。しかし、未知の魔物は異常な耐久性を発揮しており、何事も無かったかのようにバーサークへ反撃のパンチを行う。
ミレスト「………硬いですね」
ミレストは、未知の魔物の耐久性を察知する様子を見せる。そして、耐久性の高さはUの目から見ても明らかだった。
U「だな。しかも片腕であれだ、相当レベルは高いらしい」
Uはそう言ってセイバーを構える様子を見せる。
ミレスト「………仕方ありません、基本手数が減る真似はしたくありませんが………私の極大魔法で対処しましょう………!」
しかし、ミレストは極大魔法の解禁を口にするのだった………
1級魔法使いミレストが使う魔法は、眷属を従える召喚魔法であるが、未知の魔物の異常な耐久力を敗る事は出来ない。その為ミレストは、自らの極大魔法の解禁を宣言するのだった………
To Be Continued………
次回予告
ミレストの極大魔法は眷属の自爆という代償を払うものであった。ミレストからすれば手が減る諸刃の剣だったが、その威力は1級魔法使いでもトップクラスのものだった………
次回「大きな代償の切り札」