幻想魔法大戦記〜白髪の魔法使い〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ミレストは極大魔法{ヘル・ジ・エンドサモン}を発動し、未知の魔物を撃破する。ミレストの極大魔法はリスクが大きいものの、それに対するリターンも大きい、1級魔法使いの極大魔法の中でもトップクラスの力を持っていたのであった………


第29話 ミレストの抱える悪夢

ミレスト「取り敢えず、ここは撤退しましょう。まだ受験者がいるかもしれません………!」

 

極大魔法についての会話後、ミレストは残りの受験者の救出へ戻る事を語る。

 

U「そうだな」

 

Uはそれに頷き、残っている受験者の救出へと動こうとした次の瞬間、Uは後ろから誰かの気配を感じた。

 

U「………待った。誰かいる」

 

Uが待ったをかけた事でミレストは足を止める。2人が当たりを見回していると、とある木の方に顔を隠す程のローブを羽織った人物が立っていた。

 

ミレスト「………貴方、受験者じゃありませんよね。何者ですか………?」

 

ミレストはその人物が受験者でないと察知するや、杖を手にその人物の素性を問いかける。

 

???「………へぇ、1級魔法使いとして板についてきたわね。でも、まだ若いわ………あの程度で満足しているようじゃ、1級魔法使いとしてはそこ止まりってところかしらね?」

 

すると次の瞬間、その人物は女性の声と共に、まるでミレストを知っているかのような様子でそう呟きながら、フードを外した。その人物の顔を見たミレストは、目の前の光景が信じられない様子を見せながら動揺する様子を見せる。

 

ミレスト「そんな………何故貴女がここに………!?」

 

ミレストは目の前の人物を知っていたようであり、言葉を失う様子を見せていた。Uは目の前で起こっている事に首を傾げ………

 

U「………アンタ、何者だ?」

 

目の前の人物に対して、彼からも思わず問いかける様子を見せた。

 

???「貴方は私の事を知らないのね。いいわ、教えてあげる。私はミアス………ミアス=マジェステンド………!」

 

その人物は名乗った。自身の名前と………マジェステンドの姓を。

 

U「マジェステンド………!? って事は………!」

 

Uは名を聞いて何かを察した。ミレストはミアスに対して視線を向けると………

 

ミレスト「………あの人は私の姉です。かつては第一王女でマジェステンド国の後継であったにも関わらず、5年前の事件で反逆者側についたとして永久に抹消される事となった王族の汚点とも言うべき魔法使いです………!」

 

そう言って、怒り混じりにUへミアスの情報を説明する。

 

U「成程な………つまり、今の君の怒りとも関係があるって訳だ」

 

Uはミレストが怒っている事をすぐさま察知した。それと同時にミレストは杖の柄で地面を叩き、魔法陣を設置すると………

 

ミレスト「大魔法{メイジサモン}!!」

 

ミレストはメイジの名を持つ人型魔法使いの眷属を召喚。メイジは魔法でミアスに向けて炎の魔法を放つが、ミアスはこれを軽々と回避した。

 

ミアス「その程度の眷属の攻撃が効くと思わない事ね。それに本当の大魔法とは………これの事を言うのよ………!」

 

更にミアスは回避中に魔法の詠唱を行っていたようであり、再びミレストと目が合ったタイミングにて………

 

ミアス「大魔法{プラネットデストラクション}!!」

 

彼女も大魔法を発動。すると、天から降ってきた隕石のような物質がメイジに直撃。メイジは質量に押しつぶされる形で破壊された。

 

U「あれは………星か?」

 

Uはミアスが星のような隕石を落としてきた事から、星の魔法である事を察知する様子を見せる。それを聞いたミアスは、一発で自身の魔法を見破ったUに視線を向けると………

 

ミアス「………どうやら洞察力は高いらしいわね。その点は素直に褒めてあげる」

 

Uの洞察力の高さを素直に認める様子を見せていた。だが、その直後に怒りに身を任せるミレストは再び魔法陣を展開し………

 

ミレスト「大魔法………{ゴーレムサモン}!!」

 

3体目であり、かつ石の身体を持つ巨人の眷属、ゴーレムを召喚するのであった………

 

 

 

5年前にミレストと対峙する事となったとされる彼女の姉、ミアス=マジェステンド。ミレストを圧倒する実力を見せつける彼女に対して怒りながら抗うミレスト。果たして、この勝負はどちらに軍配が上がるのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
ミレストのゴーレムの防御力の高さを目にしたミアスは極大魔法を展開する。それは、ミアスがミレストのものよりも上と言う程の超強力能力が備わっていたのだった………
次回「星を操る極大魔法」
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