幻想魔法大戦記〜白髪の魔法使い〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
マジェステンド国に到着した春香達は、1級魔法使いのエリハ=ミハイドと出会う。エリハは春香の実力を確認する為に、彼女との手合わせを求めるのだった………


第3話 極大魔法

春香とエリハの2人は、近くにある大型の体育館らしき建物の中央のエリアにやってきた。Uとメイトの2人は観客席に立っていた。

 

メイト「ここはマジェステンド国名物のバトルフィールドです。魔法はかなり危険なものですからね。あのフィールド内では結界が張られているので、観客が怪我をする事も無いし、魔法によるダメージが調整されるので、死ぬ事もないんです!」

 

メイトは建物の事について説明。Uもうっすらと視界に結界が出現しているのを目にする。

 

U「競技的な面もある訳か」

 

Uはそう言って深々と席についた。U以外にも観客は無数にいたが、殆どがエリハ目当てだった。

 

メイト「………しかし、エリハさんの人気は凄まじいですね………1級魔法使いという事が理由として大きいのですかね………?」

 

メイトはエリハの人気の理由に首を傾げる。

 

U「………いくら天才肌の子だからといって春香が負けるもんかね。僕は彼女程強い魔法使いは見た事が無い」

 

しかし、Uは春香が負けるなどまるで考えていなかった。だが、Uの言葉には近くにいたファンが怒りを覚えていた。しかし、近くにいた観客の内の1人………エリハよりも若い魔法使いの少女だけはUの言葉に怒る事はなく、寧ろ興味深そうにUの隣の席へと座ってきた。

 

????「そのお話、大変興味深いですね。その根拠をお聞かせ願えないでしょうか?」

 

魔法使いの少女はUに対し、春香が勝つと言い切った根拠を問いかける。

 

メイト「み、ミレスト=マジェステンド様!? エリハさんと同じ1級魔法使いで、マジェステンド王家の嫡子の御方ですよね………!?」

 

そんな中、メイトは話を問いかけてきた少女が、ミレスト=マジェステンドの名を持つ1級魔法使いである事に驚いていた。しかし、Uは特に驚く事無く口を開いた。

 

U「僕は魔法の事については基礎すら分からん。しかし、春香の事はこの世で1番理解しているつもりだ………あの子が1級魔法使いと言われる所以は知らんが………純粋な魔法対決で彼女に勝てる奴はこの世にいない。何故なら、春香には無限とも言える莫大な魔力があるからな」

 

Uはそう言って、春香には無限と言える程の魔力がある事を語る。それを聞いたミレストは………

 

ミレスト「………{マジックサーチ}」

 

Uの言葉を確かめるように、魔力を探知する魔法を発動。それによって春香の魔力を計測してみると、ミレストはその莫大な量に驚く様子を見せた。

 

ミレスト「あ、あの魔力量………! 熟練の魔法使いでもあそこまでの量の魔力を持つ人は見た事がありません………!!」

 

ミレストは春香の魔力の特大さに驚かされていた。そして、春香とエリハの2人が杖を手に顔を合わせると………

 

エリハ「それでは………行きます! {アイスブラスト}!!」

 

エリハが先制攻撃として、小さな氷塊を十数個程飛ばす。

 

春香「{ファイアボルト}!」

 

それに対抗し、春香は火の矢であるファイアボルトを数十個放つ。魔力のレベルは春香の方が圧倒的に上なのか、春香の放った火の矢は小さな氷塊を一瞬にして消し去り、残った火の矢が襲いかかる。

 

エリハ「ぐっ………! {マジックシールド}!!」

 

エリハは円形の魔法陣を展開し、火の矢の威力を中和する。

 

春香「{フォトンバレット}!」

 

しかし、春香はすぐさま無数の光弾を放つ。エリハは魔法陣による魔法の中和を試みるが、春香の魔法による圧倒的物量で魔法陣を破壊した。

 

エリハ「………!!」

 

エリハはすぐにこれを回避するが、春香に真正面から防御魔法を潰された事にはかなり驚いていた。

 

エリハ「………圧倒的物量で防御魔法を破るとは………歴戦の魔法使いでもそう簡単には破れないはずですが………まさか数秒でこれを成し遂げるとは………」

 

エリハは春香の魔力の物量に驚かされていた。しかし、エリハは杖を地面に立て、両手を合わせる。

 

エリハ「………やはり、貴女を相手にするにはこの魔法が必要という事でしょう………極大魔法{グランド・エレメンタル}!!」

 

エリハは地面に魔力を流し込み、極大な魔法陣を生成する。

 

メイト「あれは………! 1級魔法使いのみが使える魔法の極地、極大魔法………!?」

 

メイトは、エリハが見せた魔法………極大魔法に驚いていた。

 

春香「(これが噂に聞いた極大魔法………)」

 

一方で春香はその存在自体は知っていたのか、特に驚く事は無かったのだった………

 

 

 

春香vsエリハの対決にて、エリハは切り札である極大魔法を発動する。果たして、それを目にした春香はこれにどう対抗するのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
極大魔法は圧倒的なものであり、その力は勝負の行方を左右してしまう程だった。しかし春香は、その攻略法について最適解を掴んでいたのだった………
次回「最強に対する最適解」
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