幻想魔法大戦記〜白髪の魔法使い〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
未知の魔物討伐後、Uとミレストの前に、ミレストの姉であり、追放された存在であるミアス=マジェステンドが現れる。怒り混じりにミレストは挑むが、ミアスは冷静にミレストの攻撃を止めるのだった………


第30話 星を操る極大魔法

ミアス「ゴーレムか………防御力が高い眷属はかなり面倒くさいわね………大魔法では時間がかかる」

 

ミアスは、ミレストが召喚した眷属のゴーレムを厄介そうに見ていた。だが、ミアスはそれを見るなり杖を地面に刺し、両手を組み合わせた。

 

ミアス「白髪の貴方には伝えていなかったけど………私も追放される前は………1級魔法使いだったの」

 

そしてミアスはUに対して、自身が元1級魔法使いである事を突きつける。

 

U「1級………まさか………!?」

 

Uは彼女の等級と手の様子から、何かを察知する。

 

ミアス「………極大魔法{バリアユニバース}!!」

 

ミアスは両手から魔力を放出。これにより、U達の立つ周囲一帯が魔力で覆われ、魔力は銀河を思わせるような形へと変化し、U達が立つ一帯は、まるで地面がある宇宙を思わせるものだった。

 

U「(空間魔法………!? ………春香のものよりは質は劣るが、それでもレベルが高い………! 春香が手合わせした子………エリハちゃんよりも上かもしれねぇ………!)」

 

Uは、春香の極大魔法よりも劣ると見ていたが、それでもレベルの高い極大魔法であると考えていた。

 

ミアス「極大魔法{バリアユニバース}。それは相手を私の空間内に引きずり込み、自分以外の者の魔法に干渉し、相手の魔法の威力を大幅に下げる効果がある。つまり、ミレストの魔力によって顕現しているゴーレムは弱体化する………!」

 

ミアスは自身の発動した極大魔法の効果を説明する。それと同時に、ミレストのゴーレムに宿る魔力が弱体化する。

 

ミレスト「し、しまった………!」

 

ミレストは慌てる様子を見せていた。そして、ミアスは右手に持った杖を上に掲げると………

 

ミアス「そして、これがこの極大魔法発動中に限り使える拡張魔法………{ソーラーシステムストーム}!!」

 

そこから更に魔法を発動する。そして、この魔法はゴーレムの頭上から水金地火木土天海の惑星………すなわち、太陽系の惑星をモチーフとした惑星が落下し、質量の暴力でゴーレムを滅ぼしてしまった。

 

ミレスト「ご、ゴーレムが………!!」

 

ミレストはゴーレムの破壊に驚いていた。

 

ミアス「………貴女の眷属はまだ1体残っているけど………あれは戦闘用では無かったはず。これで貴女は殆どの手が潰されたって事になるわね」

 

ミアスはそう言うと、この状況でミレストの手が殆ど潰れた事を指摘する。

 

ミレスト「くうっ………!」

 

ミレストは図星を突かれたのか言葉を失っていた。だがそんな中、Uがミレストの前に立った。

 

ミアス「………悪いけど、この状況で貴方に出来る事は無い。それともミレストと共に一緒に死にたいのかしら?」

 

しかし、ミアスはUには自身の極大魔法を何とか出来ないと高を括る様子を見せていた。

 

U「………どうかな」

 

だが、Uは青い目を光らせると同時に、身体から光のエネルギーを放出し始める。

 

ミアス「なっ………!? (こ、このエネルギー量はいったい………!?)」

 

ミアスは目の前の光景に驚きを隠せない様子を見せていた。

 

U「さあ、選手交代だ」

 

Uはそう呟くと、ミアスとの戦闘を口にするのだった………

 

 

 

ミアスの実力を前に、追い詰められるミレスト。しかし、そんな勝負に乱入するU。ここまで見せていなかった彼の本来の実力、その一端が解放されようとしていたのであった………

To Be Continued………




次回予告
Uがミアスとの勝負を引き受ける形となる中、ミアスは再び拡張魔法{ソーラーストームシステム}を発動する。しかし、Uは絶大な力の持ち主であった………
次回「白髪剣士の力」
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