二次試験が中止となってしまい、代わりの試験をどうするか悩む様子を見せていた。そんな中、春香は戦闘以外の試験を提案。だがその内容は、魔法のかかった小箱を空けるという、その場にいる者を困惑させるものであった………
その翌日、一次試験の会場であったマジェステンド城の隣にある大きな建物に受験者を集めていた。その中で登壇したのは春香だった。
春香「皆さん、先日は危険な目に遭わせる事態になってしまい申し訳ありません。私達運営の管理不足です………その為、先日の二次試験は全員合格と見做します………次の試験が最終試験です」
春香はそう言って、二次試験受験者が全員合格となり、次が最終試験である事を語る。
春香「それでは、最終試験の内容ですが………皆さん、ここに来る前に受付でこのような包みを受け取ったと思いますが………こちらを開封してください」
春香は続いて、受験者達に配られた包みを開封するよう指示。受験者達がこれを開封すると、中には小箱が入っていた。
メイト「これは………小箱………?」
受験者達はこれに首を傾げていた。
春香「私がここを降りてから1時間以内にこの小箱を空けた方は即座に合格となります。ただし………この小箱は、魔法がかかっているため力づくでは空けられません。なお物理的な鍵は一応ここにありますが………」
春香は鍵を取り出す。だがその直後、春香は笑顔で鍵を粉々に握り潰した。
ミレスト「ええっ………!?」
この行為には受験者達だけでなく、他の1級魔法使い達も唖然としていた。
U「春香の腕力は人間離れしてるんだよ。ああ見えて」
Uは状況を説明する。だが、春香が鍵を粉砕したという光景にそれどころでは無かった。
春香「………なお、これを4、5級魔法使いの方々に空けろというのは酷な話なので………特例措置として、該当級の方々に対しては1時間の動向の結果次第では空けられずとも合格と見做します。無論、空ければ合格です」
春香は難易度が高い事を煽り、低級魔法使いに対しては特例措置を用意した事を告げる。
ミトル「(メイトちゃんのお師匠さん、見た目は朗らかな人だけど………即1級認定されただけあってだいぶ強かな人だ………この試験、一見すれば4、5級魔法使いの子達にも合格のチャンスはあるけど………実際はかなり頭を使う………だいぶ意地悪な試験だわ………)」
3級魔法使いのミトルは、この試験がただ小箱を空けるものではない事を悟った。
春香「最後に、私からヒントを与えます………一応、解錠魔法があればあっさり空けられますが………それを覚えている人は稀有なものでしょう。これは解錠魔法が無い人に向けた人へのものです………小箱を空ける事においてあまり深く考え過ぎない事です」
春香は最後にヒントを語る。しかし、それを聞いた受験者達は、それをヒントと言って良いのか分からず、首を傾げるばかりだった………
受験者達に対する救済処置が成された後、戦闘ものではない試験を運営する事になった春香。しかし、その内容はあまりにも理解が難しいものであった。果たして、この試験の行方はどのような形へと転がるのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
春香が降壇した事で試験が始まるが、受験者達は困惑する事しか出来なかった。一方、ミトルは解錠魔法を会得していた為、あっさりとこれを攻略したのだった………
次回「困惑の最終試験」