二次試験を全員が突破となった後、春香は最終試験を受験者達に説明する。しかし、その内容は魔法のかかった小箱を空ける事である為、その場にいる大半の受験者に困惑を与えてしまう結果となったのだった………
春香「では、今から1時間です………スタート!」
春香は降壇すると同時に開始を宣言。しかし、大半の受験者達は困惑しており、焦る様子を見せていた。そんな中、ミトルは魔力を身に纏うと………
ミトル「………{マジックアンロック}!」
解錠魔法{マジックアンロック}を発動。これにより、光の鍵を生成し、光の鍵が鍵穴の中で捻られる。これによって、小箱の魔力は消え去り、ミトルは小箱を空ける。箱の中には紙が入っており………
ミトル「………合格らしいわね」
紙には合格であるという事のみ記載されていた。これには、周りの魔法使い達が驚いていた。
魔法使い1「すげえええっ!! どうやって空けたんだ!?」
魔法使い達は思わずミトルにどうやって空けたかを問いかける。
ミトル「………それは自分で考える事よ」
ミトルはそう言って相手にしなかった。直後にメイトの方へ足を動かすと………
ミトル「メイトちゃん、この試験を見て思ったかしら?」
ミトルは、メイトにこの試験について問いかける。
メイト「………一見すると不明ですね。力づくで空けられる気もしませんし………解錠魔法なんて覚えてませんし」
メイトはこの試験に首を傾げていた。そして、彼女自身は解錠魔法など持っていない。
メイト「………しかし、春香師匠が解錠魔法を持っていない人を全員落とすような馬鹿げた試験をやるとは思えません………」
しかし、メイトは春香が解錠魔法を持たない者を落とす試験をやるはずがないと考えていた。それを聞いたミトルは………
ミトル「一応救済処置があるとはいえ、ふわっとし過ぎてるものね………」
ミトルは、救済処置の詳細が未知過ぎる事に首を傾げていた。
メイト「………私は救済処置に期待していません。なら、これを空ける事に全ての時間を注ぐ方がマシな可能性が高いかもです」
メイトはそう言うと、箱を意図的に落とした。箱は地面に勢いよく落下するが、傷一つ付いていなかった。
メイト「………無理ですね。仮に落としても箱に傷が付きません。物理的に空かないのであれば、この箱を空けるにはもう魔法を使う他ないのでしょうか………?」
メイトは、物理的破壊が困難である事を判断すると、魔法を使うしかないのかと考察を始めていた。
ミトル「解錠魔法も無いのにどうやって………?」
ミトルが首を傾げながらメイトに手段を問いかける。
メイト「それを今から考えます。幸い、時間はありますし………」
メイトはミトルに笑顔を向けると、これから考える事を口にするのだった………
春香の最終試験を、ミトルはあっさりとクリアしたものの、解錠魔法が使えない魔法使い達は困惑する事しか出来なかった。果たして、メイトは解錠魔法無しでこの場面を切り抜ける事は出来るのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
メイトは、春香が最後に語ったヒントが引っかかる様子を見せていた。そしてメイトは、一旦頭を空っぽにしてみる事を語るのだった………
次回「頭空っぽの魔法」