春香はこの試験が、魔法に重要なイメージを重視したものである事を語る。同時に春香は、メイト達にどこか不安な言葉をかけるのだった………
そして試験終了時間となった後、1級魔法使い達の話し合いの末、救済処置で合格となった魔法使いは3人となった。そして、正規の手段で合格を掴んだのは4人。その内訳は3級魔法使いの3人、そして………5級のメイトという意外性のある結果となったのだった………
試験後、最終試験の合格者7人が大広間に集結し、1級魔法使い4人の前に立っていた。
メザイア「合格者の諸君、等級別でない今回の試験によく残った。これから君達の次の等級を記した賞状を渡す。名前を呼ばれた順に来るように」
メザイアはそう言うと、合格者1人1人に賞状を配り始める。
メザイア「………次、ミトル=スワンドくん」
ミトルは賞状を受け取り、自身の新たな等級に目を向ける。
ミトル「………! 2級………!」
ミトルは、実質一般魔法使いの頂点となっている2級魔法使いに認定され、喜ぶ様子を見せる。
メイト「おめでとうございます、ミトルさん!」
メイトは素直にミトルの昇級を賞賛する。
メザイア「………次、メイト=エトリスくん」
そんな中、メザイアは次にメイトの名を読んだ。
ミトル「ほら、行ってきなさい」
ミトルはメイトの背中を押すようにそう呟く。それを聞いたメイトは頷く様子を見せると共に、メザイアの前に立つ。
メザイア「………君がこの試験を登ってきた事には私も驚いている。だが、君のポテンシャルは本物だ。少し早いかもしれんが………君の今後への期待を込めて今回の等級を認定する。おめでとう」
メザイアは今回の試験の合格者の中で、メイトが最後まで残った事に大きく驚いていたという胸中を語る。しかし、そんな彼女の将来を期待し、賞状を渡した。
メイト「ありがとうございます………って、えっ!? 3級………!?」
メイトは賞状を受け取って間もなく、自身の等級が3級となっている事に驚いていた。
ミトル「えっ………!?」
これにはミトル達を始め、この場にいる誰もを驚かせていた。
メイト「ほ、本当に私が3級でいいんですか………!?」
メイトもこれにはかなり驚いていた。
メザイア「君の活躍を見ての判断だ。誇るといい」
メザイアはそう言うと、メイト自身の活躍ゆえの等級である事を語るのだった………
結果、今回の試験では7人全員が昇級し、2級魔法使いは3人、3級魔法使いは5人が認定された。だが、今回の試験で飛び級での昇級を果たしたのは、意外にもメイトのみであった………
長きに渡って続いた魔法使い昇級試験にて、メイトは無事に昇級を果たす事に成功した。これにより、1つの大きな出来事が終わった。しかし、それから少し先に起きたとある事件が、これから起きる惨劇と絶望の戦いの狼煙となるのだった………
To Be Continued………
次回予告
魔法使い昇級試験から3ヶ月。マジシエンド三大国の1つである、ミラクレンド国から1級魔法使いメオン=エアルが来訪する。彼は、とある噂を聞きつけた事で、マジェステンド国へ協力を要請しに来た事を語るのだった………
次回「新たな1級魔法使いの来訪」