春香vsエリハの手合わせにて、春香が圧倒的魔力を見せつける中、エリハは極大魔法{グランド・エレメンタル}を展開するのだった………
エリハが魔法陣を設置した後に再び氷塊を放つ。その後、エリハは右手に魔力を纏わせると、氷塊を巨大なものに変化させた。
春香「{ブレイズ}!」
春香は巨大な炎を放つ。しかし、エリハが再び右手を動かすと、春香の放った炎は一気に小さくなった。
春香「………! (これは………)」
小さな炎では巨大な氷塊を防げず、氷塊は春香を覆い隠すように地面に突き刺さった。
ミレスト「エリハ=ミハイドの極大魔法{グランド・エレメンタル}………魔法陣上の元素を操作し、それによって自身の魔法の元素を強化する事による魔法強化、相手の魔法の元素を弱体化させる事で、一方的な勝負を展開出来る………極大魔法は魔法戦のバランスを崩壊させる力を持ち、現代でこれに対抗出来るのは1級魔法使いだけ………」
ミレストはエリハの極大魔法について説明。巨大な氷塊が突き刺さった事により、この場にいる大半の人物がエリハの勝利を確信する。
U「ふーん。まあ、これで勝てたと考えているなら滑稽だけどな」
しかし、Uだけはエリハの勝利を考えていなかった。事実その直後に氷塊が内側から燃え、中から無傷で春香が出てきた。
エリハ「なっ………!?」
エリハは何が起きたか分からない様子だった。
春香「成程………エリハちゃんの視界から私が消えて間もなく私を中心に炎を放出したのは正しい対処法だったって事ね」
どうやら春香はエリハの視界から自身の姿が消えたタイミングにて自身の周りに炎の魔法を放ち、氷塊の攻撃を止めた。魔法陣上にてエリハは魔法の元素を操る事は出来るが、操作する魔法を認識出来なければその魔法を操作する事は出来ないらしい。
エリハ「({グランド・エレメンタル}の弱点に気付かれた………!? ………でも………)………とはいえ、私の方が有利な事に変わりは無いはずです」
エリハは戦況の優位は自身にある事を語る。その光景は会場の殆どの観客も同じ考えだった。
春香「………勉強してきた甲斐はあったみたい。極大魔法に対抗する術は………極大魔法にあるという事ね」
だが、春香は極大魔法の対処法について事前に調べていたようだった。春香は杖を地面に突き刺すと、両手を合わせる。
エリハ「………! まさか………!?」
エリハは春香の手の動きに何かを察した。春香は自身の身体から莫大な魔力を解放すると………
春香「………極大魔法{カオス・ダークライト}!!」
春香は莫大な魔力により、エリハの魔法陣を侵食して破壊すると共に、バトルフィールド内の結界の内側に黒と白のカオスな空間を創造する。
エリハ「(な、何この魔法………!? さっきまでバトルフィールドだったのに、辺り一面が全く違う空間になった………!?)」
エリハは春香が形成した極大魔法の大きさに驚いていた。
春香「{カオス・ダークライト}。光と闇が交わる事により、あらゆる事象は混沌となる………そしてカオスが交わるこの世界こそ、私の本質を体現したもの………! 」
春香は自身の想像した世界について説明する。そして、春香は両手をエリハに向けて構えると………
春香「………{ジャッジメント}!!」
春香は手から巨大な光の柱を放つ。
エリハ「ま、{マジックシールド}!!」
エリハは防御の為に魔法陣を展開する。しかし、光の柱は軽々と魔法陣を貫通し、エリハを吹き飛ばした。
春香「………この空間では私の光、闇、無属性の魔法は3倍の威力を獲得する。普通の防御魔法なんかでは止められないの」
春香は自身が生成した空間を説明。この空間内では春香の光・闇・無属性の魔法に特大のバフかかかるという恐ろしい追加効果があった。エリハは地面に倒れ、立てそうな様子が見られなかった為、春香は極大魔法を解除した。
エリハ「いてて………まさか極大魔法を会得しているなんて………」
エリハは杖を支えになんとか立ち、春香が極大魔法を会得していた事に驚いていた。
春香「いや………あれは完全にぶっつけ本番でやったの」
しかし、春香はぶっつけ本番でこれを成功させたと語る。それを聞いたエリハは春香に対し驚く様子を見せ………
エリハ「………噂以上の御方で恐れ入ります………」
春香の圧倒的なレベルの高さに納得させられてしまっていたのだつた………
エリハの極大魔法に対し、ぶっつけ本番で極大魔法を放った春香。春香はエリハに対し圧倒的な格の差を見せつけて勝負を制したのだった………
To Be Continued………
次回予告
エリハの対決後、ミレストが春香の前に立ち、自らの素性を明かす。そしてミレストは、春香が極大魔法を発動出来た事から、春香は1級魔法使いと認定される事を語るのだった………
次回「1級の条件」