魔法使い昇級試験が終わり、それぞれ昇級した後の級を告げられる。その中で、メイトは5級から3級にまで上り詰める快挙を成し遂げたのだった………
第40話 新たな1級魔法使いの来訪
魔法使い昇級試験から3ヶ月が経った頃、春香達は国の依頼をこなしつつ、メイトを鍛え上げる為に修行の日々を送っていた。
メイト「………{ヘルファイア}!!」
この3ヶ月の間にメイトは魔法の契約数を増やし、3級魔法使いとして相応しい強さを得るべく特訓を続けていた。メイトの放った{ヘルファイア}を春香が魔力を纏った右手で受け止めると………
春香「………ほぼ形になってきたわね………でも、まだ完成とは言えないかしら………ね!」
春香はそれが形になっている事を認めつつも、それを投げ返した。
メイト「ええっ!? ぞ、{ゾーンシールド}!!」
メイトは防御魔法でこれを受け止め、相殺に成功する。
U「………相変わらずえげつないなぁ」
Uは春香の魔法使いとしての格が違う様子を見せた事に、思わずそう呟いた。そんな中、春香達の元にミレストが走ってきた。
U「………おや、ミレストちゃんじゃないか。どうしたんだ?」
ミレストがやってきた事に首を傾げるU。
ミレスト「春香様………! 至急玉座の間まで来て頂けないでしょうか………!」
ミレストが来訪したのは、春香を呼び出す為だった。
春香「わ、分かりました………! でも、そうなるとメイトちゃんの修行が………」
春香はそれに頷きながらも、メイトの修行を放る形となる為、どうすればいいかといった様子を見せる。
U「メイトちゃんの事は僕に任せて行ってきなよ」
だが、メイトの事はUが引き受ける形となった。
春香「すみません、お願いします!」
春香はそれに頷くと、ミレストと共に城の方へと走り出したのだった………
それから数分後、春香とミレストは玉座の間へ到着する。2人が玉座の間へ入ると、そこには1級魔法使いのメザイアとエリハそして、大きなローブを身に纏うと共に目元に包帯を巻いた男が立っていた。
春香「遅れてすみません」
春香はメザイア達の隣に立つと、彼等に頭を下げる。
メザイア「問題無い。私達も先程召集をかけられたのでな」
メザイアはそう言って、特段気にしていない様子を見せると共に、自分達も今来た事を呟いた。
シロム「………これで全員だな。よし、それでは始めてくれ」
シロムは全員揃ったタイミングで、目の前に立つ男に声をかける。
???「はっ、マジェステンド陛下」
男はそう言うと、1級魔法使い達に対し視線を向ける。
???「………この中で俺と顔見知りなのは恐らくメザイア先生のみだな。他の1級魔法使い達にはまず挨拶をせねばなるまい。俺はミラクレンド国1級魔法使いのメオン=エアル。よろしく頼む」
まず男改め、メオンは自らの名を語る。
エリハ「あの………何故目元に包帯を………?」
そんな中、エリハはメオンの目元に包帯がある事を不思議がっていた。
メオン「………これか? 俺は視覚を断つ形で魔力を増幅させると共に、他の魔力を探知する能力を伸ばしている。まあ大したものでは無い」
メオンは目元を覆い隠す理由を語るが、彼の中ではそこまで大した事では無いらしい。
春香「………」
春香はそれに対し、口を開く事は無かったものの、どこか疑う様子を見せていたのだった。
メザイア「そんな事はどうでもいい。メオンくん、今回の件を話して欲しい」
メザイアは話を進める為に強引に会話を打ち切る形で、メオンに話の本題を問いかける
メオン「………それもそうでした。メザイア先生、この間ミラクレイド近くにあるマジエドの洞窟の噂ですが………どうやら本当のようで、例の魔導書が発見されたという情報が入りました」
メオンが語ったのは、マジエドの洞窟なる場所で、とある魔導書が見つかった事を語る。
春香「………例の魔導書とは?」
春香は例の魔導書とは何かについて問いかける。
メオン「………遥か昔に失われた伝説の魔法………古代極大魔法が記された魔導書だ」
メオン曰く、それは遥か昔の伝説の魔法、古代極大魔法が記されたものである事を語るのだった………
春香達の前に現れた、ミラクレイド国の1級魔法使いメオン=エアル。彼が持ってきたのは、古代極大魔法なるものが記された魔導書に関するものだった。果たして、古代極大魔法とはどのようなものなのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
古代極大魔法は、現代の極大魔法の原型とも言える存在の魔法であった。メオンはその調査を行うべくマジェステンド国の1級魔法使いの力を借りたい事を語るのだった………
次回「伝説の魔法」