メオンは古代極大魔法の調査協力を依頼する為にマジェステンド国へ現れた事を語る。メオンは春香の膨大な魔力量に関心を抱き、彼女に協力を要請するのだった………
春香がメオンに同行する事が決まってからしばらく経った後、春香はU達の元へ戻った。
春香「Uさん、ただいま戻りました」
Uはこの時、メイトの修行を見守っていたが、春香が戻ってくるなり、嬉しそうな様子を見せていた。
U「おかえり。急に呼び出されたから何事かと思ったら………案外緊急の用でも無かったみたいだね」
Uは春香が落ち着いて帰ってきた事から、特段急な用事でもなかった事を察する様子を見せる。
春香「そうですね………ただ、遠出をする事にはなりました」
春香もそれには頷くが、同時に遠出する用ではある事を語る。
U「そうか。1級魔法使いってのはかなり大変だな」
Uは春香の言葉に頷く様子を見せる。 そんな春香の会話を聞いていると、2人は後ろから魔力を纏う人物が近づいて来る気配を察した。
U「………それで? あの男もレベルが高い魔法使いだって言うのかい?」
Uは魔力を纏った人物について、春香に問いかけるように呟いた。
春香「あの御方はミラクレイド国の1級魔法使い、メオン=エアルさんです」
春香はそう言うと、メオンの事をUに説明する。
U「1級魔法使いか………確かに並の魔法使いからは感じられない魔力量だ」
Uはメオンの纏う魔力の膨大さを目にし、納得させられる様子を見せた。
メオン「メオン=エアルだ」
メオンはUに対して握手を求める様子を見せる。Uはどこかメオンを疑う様子を見せていたが………
U「………僕はU。そこにいる春香の夫だ」
Uはひとまず挨拶を行う事に決め、握手に応じた。
メオン「(この男から魔力が全然感じ取れん………しかしなんだこの男の内面から感じられる異様な気配は………?)」
メオンはUの中から感じられる異様な気配に首を傾げていた。2人は握手を終えると………
メオン「………アンタが彼女の夫なら尚更アンタの許可もいるな。俺の調査にアンタの奥さんの力を貸してほしいと思っていてな。貸してもらっていいか?」
メオンはUの許可も必要であると考え、春香を貸してほしい事を依頼する。
U「………嫌だと言いたいな。いきなり初対面の男に僕の大事な奥さんを貸せるものか」
Uは不貞腐れた様子で拒否した。
春香「Uさん………!」
春香はUの態度に焦る様子を見せていた。
メオン「………分かった、ならアンタにも来て欲しい。アンタが俺の事を嫌う事は全然構わん。だが、俺にも仕事がある。仕事については譲れない」
メオンは、Uが自らを嫌っていると考えていたが、それでも春香の力を借りたい事から、Uにも着いてくる事を依頼した。
U「………」
Uはしばらく返答をしなかった。しかし………
春香「私からもお願いします、Uさん! このお仕事、王様の許可あってのものなので、断る訳にも行きませんし………」
春香はこの仕事を断れる状況では無い事を語り、Uに対して首を縦に振るよう頭を下げた。
U「春香………」
Uは春香にまで頭を下げさせた事を申し訳なく感じていた。そして、少し考え込むと………
U「………いいだろう、僕も行く。それなら春香が僕の元から離れてどっか行かずに済むし………」
自分が着いていく形で、春香の力を貸す事に頷く様子を見せた。
メオン「………恩に着る」
メオンはそう言って、感謝の言葉を口にする。
メオン「(………この男が私情で彼女を貸そうとしなかったのは明らかに分かる………しかし、同時に僥倖だ………この男も只者では無い………普通でないものを放置するのは、俺としては心残りだからな………)」
それと同時に、メオンは心の中でUを知る機会を手に入れた事を僥倖と考えていたのだった………
メオンの事を毛嫌いするUに対し、メオンはUにも興味を抱いていた。果たして、メオンの感じた予感は何故、Uへの興味に繋がったのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
Uも同行する運びとなり、ミラクレイド国近くにあるマジエドの洞窟へ向かった春香達。マジエドの洞窟は開拓が進んでおり、一見すると危険度の低い洞窟に見えるが………?
次回「危険と未知の洞窟」