幻想魔法大戦記〜白髪の魔法使い〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
先の昇級試験の際に襲来したものと同じ魔物が到来した事から、ミアスかディバイスのどちらかが絡んでいると考察する春香。Uを先に行かせた後、春香とメオンの2人が未知の魔物討伐を引き受ける事となったのだった………


第46話 爆裂の極大魔法

メオンは未知の魔物達の前へと歩き出すと、杖を回しながら魔法の詠唱を行っていた。

 

メオン「次はこれだ、大魔法{バースト}!」

 

メオンは大魔法に該当する爆裂魔法を発動し、複数体の未知の魔物をぶっ飛ばした。しかし、未知の魔物の耐久力は高く、大魔法の爆発を受けてもなお立ち上がってきた。

 

メイト「立ち上がってきた………!! やっぱり、メザイア先生の時と同じ………極大魔法が無いと倒せないのでしょうか………!?」

 

メイトは、未知の魔物の耐久性の高さから、先のメザイアが対処した際の事を思い出していた。

 

メオン「………ほう、メザイア先生すら極大魔法がなければ倒せないのか………すなわち、恐ろしく防御力が高いという訳か………」

 

それを聞いたメオンは、瞬時に未知の魔物の防御力の厄介さを察知する。

 

メオン「………ならば俺も同じ事をする他あるまい。魔力消費量に見合わぬ故、普段は使いたくもないが………まあいい」

 

メオンはそう言って杖の柄を地面に突き刺すと、両手を組み合わせ、詠唱を始めた。

 

春香「(極大魔法………!)………メイトちゃん、メオンさんを守るための防御魔法を全面展開して!」

 

メオンが極大魔法を使う事を察知した春香は、メイトに対し防御魔法の全面展開を指示する。

 

メイト「は、はい! ………{ゾーンシールド}!」

 

メイトは防御魔法を展開し、メオンに接近してきた未知の魔物の攻撃を防ぐ。

 

メオン「(………ほう、良い防御魔法だ。若手にしては良くやる………)」

 

メオンはメイトの防御魔法を素直に賞賛する様子を見せる。そして、詠唱を終えたメオンは………

 

メオン「………完成した。防御魔法を解け」

 

メオンはそう言うと、メイトに防御魔法を解くよう指示する。メイトは防御魔法を解くと、メオンの後ろに隠れる。

 

メオン「くらうがいい………極大魔法{オートカウンター・ボンバー}!!」

 

その直後にメオンは自身を起点に半径150mの魔法陣を展開する。春香はこの魔法陣を見るなり、突如としてメイトの手を引っ張りながら魔法陣の外に出た。

 

メイト「は、春香師匠………!? 」

 

メイトは春香が自身の手を引いた事に驚いていたが、直後、未知の魔物達の足元が突如として爆発。これを受けた未知の魔物達はそのまま全てが爆散し、骨も残らなかった。

 

メイト「ば、爆発した………!?」

 

メイトは目の前で何が起きているか分からない様子だった。

 

メオン「………{オートカウンター・ボンバー}。俺が得意とする爆裂魔法、そして魔法や気を探知する事でそれを目印とする事を組み合わせたものだ。3秒のラグと超スピードで動く相手にはズレが生じてかわされる事があるのが難点だが………魔法陣の有効範囲内では、死ぬまで3秒おきに爆発が起きる………それが俺の極大魔法だ」

 

メオンはそう言って自身の極大魔法について説明する。それに驚く様子をメイトが見せていたが、直後に第二部隊と思われる数十体の未知の魔物達がメオンの魔法陣に入ってきた。

 

メオン「………ここは俺が引き受ける。白宮春香、その小娘を連れてあの男を追いかけろ」

 

メオンは未知の魔物に対して自身の極大魔法の相性が良い事を察知したのか、この場を引き受ける事を口にした。

 

春香「お願いします! メイトちゃん、行くわよ!」

 

春香はメオンにその場を任せ、洞窟の入口へと向かった。そして、第二部隊が魔法陣の上で爆散する光景を見たメオンは………

 

メオン「単純な接近とは芸が無い………俺が退屈でしかないだろうが………」

 

どこか呆れたようにそう呟くのだった………

 

 

 

未知の魔物相手にメオンの極大魔法が炸裂する展開となり、メオン優位の状況が形成される。そして、春香達がUの後を追いかける展開となる中、果たして、先を走るUは黒幕を見つける事が出来ているのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
一方、洞窟の入口が近い場所にて、黒幕と対峙するU。そこには春香が睨んだ通りミアスが立っており、彼女はUとの再会を心待ちにしていた事を語るのだった………
次回「Uとミアスの再対面」
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