未知の魔物の耐久力の高さを前に、メオンは極大魔法{オートカウンター・ボンバー}を発動。未知の魔物を次々と爆散させ、春香達は先に向かうのだった………
一方その頃、入口の方へ近付いていたUは、ゆっくりと前へ向かっていた。
U「(例の魔物を見かけなくなったな………それにこの辺は入口が近い………黒幕がいるかもな)」
Uは状況を考えながら入口へ向かっていた。そんな中、Uは魔力を感じ取った。
U「(………魔力。しかも感じた事のある魔力だ………)」
Uは魔力に既視感を感じ取ると………
U「………アンタもしつこいな………確か、ミアスだったか?」
魔力を発していた人物の名を口にする。Uの視線には、彼が口にしたようにミアスが立っていた。
ミアス「………久しぶりね、U。その様子だと元気にやっていたみたいね………嬉しいわ」
ミアスはUとの再会を嬉しそうに感じていた。
U「僕との再会がそんなに嬉しいか? ………悪寒を感じるよ」
Uは皮肉を言うようにそう呟く。
ミアス「そう言われるのは心外ね。私は前の戦いで貴方をかなり気に入った。これには嘘偽りなんて無いと言うのに」
ミアスはそう言って、Uの言葉をどこか残念そうに感じていた。
U「アンタみたいなタイプには不快感持たれてた方がマシだ」
Uは嫌悪感を隠さずにそう呟く。それを聞いたミアスは………
ミアス「………まあ、敵に好意を抱かれるのを嬉しがるのも違うわね………」
Uの反応もある意味当然であると考えていた。
U「………何の話をしに来たかは知らんが………僕はアンタを倒す………!」
Uはそう言って右手に待ったセイバーを構える………
ミアス「………望むところよ。貴方を倒すのは私よ………!」
ミアスはそう言って、右手を構える。
???「………待て、ミアス様」
だが、入口の方からこの勝負に待ったをかける男の声が聞こえた。それにはUとミアスの2人が足を止める。
ミアス「………クロス」
ミアスはその声の主の名前を口にする。そして、入口の方から黒髪かつ、黒い目の男が現れた。
クロス「その男の相手は俺がする。俺も奴の強さを知りたいのでな………」
クロスはそう言ってUの前に立つ。Uはクロスの気配と漏れ出る魔力を目にすると、大きく驚く様子を見せた。
U「(………気配と漏れ出る魔力の量が桁違いだ………! 報告だと2級以上だったか? ………馬鹿言え! コイツ………!!)………アンタ、1級か?」
Uは少ない情報量から、クロスという男が1級である予感を感じていた。
クロス「………ほう、察しがいいらしい………そうだ、俺は元1級魔法使い………クロス=クロック!」
クロスはUの予感を肯定すると共に自らの名を口にした。それを聞いたUは………
U「………そうか。これは面倒くさそうだ………」
苦労は避けられない事を口にするのだった………
Uの前に再び現れたミアスと、その仲間と思われる男クロス=クロックの登場。歴戦の剣士であるUすら嫌な予感を感じさせる男、クロスは果たしてどのような強さを持った男なのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
クロスは圧倒的な動きの速さで動き回り、Uを翻弄する。更に、Uは時々スピードが遅くなる異変が起きていたのだった………
次回「スピードの異変」