春香が合流した事で、2vs2の構図となる中、クロスは極大魔法{クロノスクロック・エターナル}を発動する。これによってクロスが直接触れずとも時の魔法が作用する事となり、春香達は不利な状況を強いられるのだった………
クロスが触れる事無く時の魔法の効果を与えられるようになってしまった事で、春香達2人は常に{クロックスロー}が作用される状況となった。
U「………こうなったら身体が重くなって普段より動きが遅くなる………大丈夫か、春香………?」
Uは春香に様子を問いかける。
春香「私は大丈夫です。しかし………この状況は良くないですね………極大魔法である以上、ある程度中和は出来るはず。試してみるしかないですね」
春香はそう言って杖を地面に突き刺すと、両手を組み合わせ、詠唱を開始する。
ミアス「(極大魔法………)」
クロス側も、春香が極大魔法を詠唱し始めた事に気付いた。それに気付いたクロスが春香に向かって接近するが、彼女の近くに立っていたUがクロスの前に立ちはだかる。
クロス「ぐっ! (動きを遅くしているはずなのに俺に着いてくるとは………奴も大概な強さを持っているな………!)」
クロスは、Uが{クロックスロー}を受けているにも関わらず対処してくる事態に驚きを隠せずにいた。これによって時間稼ぎに成功すると………
春香「極大魔法{カオス・ダークライト}!!」
春香は自身の極大魔法を起動。春香の莫大な魔力により、クロスの魔法陣を侵食する事により、空間内に黒と白のカオスな空間を創造した。これによりクロスの極大魔法の効力が中和され、その直後、春香達に作用していた{クロックスロー}と、ミアスに作用していた{クロッククイック}が解除された。
春香「(これであの人は極大魔法による私達への干渉は出来なくなった………)」
これにより、クロスの極大魔法は解除された。しかし、クロスは依然余裕を残していた。
クロス「俺に対して極大魔法を使うという対処は正しい判断だ。しかし、俺の大魔法は自身に限り、無条件で発動出来る………いくらお前の極大魔法が強力でも………大魔法を止められないのであれば意味は無い!!」
クロスはそう言うと{クロッククイック}を発動し、春香に向けて接近する。Uがセイバーを手にしてクロスの攻撃を防ぐが、クロスは余裕を崩さなかった。
U「(折角春香が極大魔法を解放したのにこれじゃ意味が無い………! マズった事になった………!)」
Uはクロスの強みを潰せない事をマズイと感じていた。だが、それを聞いた春香は………
春香「ならアプローチを変えるまでです」
春香はそう言うと、自身の右手に光の魔力を、左手に闇の魔力を放出させる。
ミアス「2種類の魔法をそれぞれ手に出した………?」
ミアスは春香の行動に首を傾げていた。
春香「私の極大魔法は次元魔法に加えて、光と闇が統合させる事で完成する均等性が強い魔法………しかし、光と闇のどちらかに大きく傾けばその効力は全く別のものになる………」
春香はそう言うと、左の闇を大きくさせ、逆に右手の光を弱めていく。
クロス「(闇が大きくなる代わりに光が弱くなっていく………まるで天秤だ………)」
クロスはその光景から天秤を連想した。そして、闇が大きくなる度に空間は真っ黒に染まっていき………
春香「魔力黒転{カオス・オールダーク}!」
春香は自らの極大魔法の性質を変化させ、辺り一面を黒に変化させる。
クロス「な、なんだ………!?」
クロスは目の前で何が起きているか分からない様子だった。そして、辺り一面が真っ暗になった事で、クロスとミアスは春香やUを見失い、目には黒しか映らなくなってしまったのだった………
クロスの極大魔法を破ってもなお、クロスの魔法は止まらなかった。しかし、春香は自らの極大魔法の性質を大きく変えてしまった。果たして、この極大魔法はクロス攻略にどう影響するのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
闇に傾いた極大魔法{カオス・オールダーク}は、相手の視覚を妨害すると共に、探知機能を弱体化させる能力があった。その一方で、春香とUのコンビはお互いが長所を活かす事でクロス達への反撃を開始するのだった………
次回「U春コンビの反撃」