春香の前に立ったミレストは、春香が1級魔法使いである事を語る。そして、当初の予定であった招待客として、ミレストは改めて春香達を受け入れるのだった………
エリハとの対決後、春香とUはミレストに城の方へと案内された。その際、メイトとエリハの2人も一緒に着いて行く事となった。
U「………えっと、エリハちゃんだっけか? ………なんで君も着いて来るんだ?」
Uはエリハまで着いて来ている事に首を傾げていた。
エリハ「ミレスト様から同行するようにお言葉を頂いたので着いて来る事になりました」
エリハが着いてきたのは、本人曰くミレストが理由だった。それを聞いたUは黙って頷く様子を見せる。そして間もなく、春香達は玉座の間へ到着する。到着して間もなくミレストが目の前の玉座に座る、ローブを羽織り、王冠を被った男性に対して跪くと………
ミレスト「陛下、白宮春香様とU様の御二方がご到着になりました」
そう言って、男性に対して2人の到着を語る。その直後にU以外の人物が男性に対して頭を下げる。Uは礼儀知らず故に頭を下げなかったが、春香はそれを理解しており、彼の頭を掴み、無理矢理頭を下げさせた。
???「よいよい。無理に頭を下げなくともよい。そなたらは御客なのだからな」
男性は春香とUが頭を下げる必要は無い事を語る。
???「よく来たな、白宮春香殿、U殿。私がマジェステンド国の王族にして国王、シロム=マジェステンドだ」
そして、男性は自らが国王である事を明かし、シロム=マジェステンドである事を名乗った。
U「(シロム=マジェステンド………成程ね、彼が春香の言っていた王様って訳だ)」
Uは心の中でシロムの人間性を伺っていた。そんな中で春香は軽く頭を下げると………
春香「ご招待頂きありがとうございます、陛下」
シロムに対して招待をしてもらった事への感謝を伝える。
シロム「うむ、そなたの事は伝令兵づてに聞いたぞ、春香殿。そなたはミレストの前で極大魔法を使用したそうだな? のう、ミレスト?」
シロムはミレストに対し、春香が極大魔法を使用した事を問いかける。
ミレスト「はい。春香様は私の目の前で極大魔法を使用致しました」
ミレストはシロムの言葉に頷く様子を見せる。
シロム「うむ………春香殿、やはりそなたは1級魔法使いであると言えるだろう………ここで改めてそなたを1級魔法使いへと任ずる」
それを聞いたシロムは、春香を1級魔法使いであると改めて認定した。
メイト「これでこの国には4人の1級魔法使いがいる事になりましたね………」
春香が1級認定された事で、マジェステンド国の1級魔法使いは4人になった事をメイトは語った。
U「4人? 1級魔法使いはまだこの国に1人いると言うのか?」
それを聞いたUは、1級魔法使いが4人いるというメイトの言葉に首を傾げる様子を見せた。
春香「そうです。1級魔法使いはここにいる私達3人の他にもう1人いらっしゃるそうです」
春香は事前に調べてきた情報から、1級魔法使いがまだもう1人居る事を語る。
シロム「彼の事か………丁度いい、春香殿には1級魔法使いになってすぐのタイミングで申し訳無いが………1つ仕事を依頼したい」
するとシロムは春香に対し、4人目の1級魔法使いに関わるかのように、仕事を依頼しようとする様子を見せる。
春香「お仕事………ですか」
春香は仕事について首を傾げる様子を見せる。
シロム「うむ。我が国には3日後に魔法使い昇級試験が行われるのだが………春香殿にはその試験官の1人として加わって欲しいのだ。やってくれるかね?」
それは、3日後に開催される魔法使い昇級試験の試験官の仕事だった。
春香「昇級試験の試験官ですか………」
春香は少し考え込む様子を見せていたが………
春香「分かりました、お受け致します」
春香は依頼を受ける事に決めた。
U「そうか。春香はこれから先も大変そうだな」
Uは春香に対し他人事のようにそう呟く。
春香「何を仰っているのでしょう? ………Uさんも一緒ですよ?」
だが、春香はそれを聞いたUを最初から巻き込むつもりだった。
U「………はあっ?」
これにはUも呆然とするしか無かったのだった………
春香は1級魔法使いに認定されて間も無く、最初の仕事として、魔法使い昇級試験の試験官をする事となった。一件、地味に思えるこの仕事は、後の大きな事件のきっかけとなる事を、この時の春香達は知る由も無かったのだった………
To Be Continued………
次回予告
魔法使い昇級試験の試験官に任命された事で、1級魔法使い同士の運営会議に参加する春香とU。そこで春香達は、4人目の1級魔法使いと対面する事となるのだった………
次回「4人目の1級魔法使い」