幻想魔法大戦記〜白髪の魔法使い〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ミレストの召喚したキマイラは、ミアスの極大魔法すら通用しない程の強さを持っていた。Uはキマイラを止める為、リスクを省みずに自身の力を解放。最強形態ムーンシロミヤへと変身するのだった………


第63話 最強を超える最強

ミアス「ムーン………シロミヤ………!?」

 

ミアスは、Uの変身した神々しい姿に大きく驚いていた。Uはゆっくりとキマイラへと近づくと、これまであらゆる攻撃がビクともしていなかったキマイラを左拳によるただのパンチで吹っ飛ばしてしまった。

 

ミアス「なっ!? (な、なんなのあの圧倒的な力は………!?)」

 

ミアスはUの圧倒的な力を前に言葉を失っていた。キマイラはすぐさまUにタックルを放ってくるが、Uは目にも止まらぬ速さでこれを回避。キマイラの後ろからセイバーによる攻撃を行い、キマイラの尻尾を切断した。キマイラは痛覚による悲鳴をあげた。

 

U「(セイバーの攻撃力も上がってキマイラに通用している………だが、下手に被害を出されても困る以上………さっさと倒すに限る)」

 

Uはキマイラを完全に圧倒していた。しかし、油断はせずに早期の撃破を考えていた。キマイラは尻尾を斬られたダメージで喚き、Uに向けて体当りを狙ってきた。Uはセイバーに光のエネルギーを収束させると、そのまま地面に突き刺す。すると地面から光の触手が生み出され、キマイラを拘束する。Uは大きく跳躍すると………

 

U「トドメだ! {ムーンライトフィニッシャー}!!」

 

Uは右足のエネルギーを収束させ、必殺のキックを放つ。Uのキックはキマイラの身体を貫通し、キマイラは内部から爆散した。

 

ミアス「………! (私の力が通用しなかった相手を意図も容易く………それに今回の戦いを見て分かった………これまで見せられたUの力はあくまでこの力の一端に過ぎないということ………やはり私が見込んだ男だわ………)」

 

ミアスはUの圧倒的な強さに感心する様子を見せると共に、これまで見てきたUの力はあくまでムーンシロミヤの力の一端に過ぎない事を察知する。

 

U「ふうっ………取り敢えず一難は去ったか」

 

Uはここに来てようやく安堵する様子を見せる。そして、ミアスに視線を向けると………

 

U「………さて、続きをやるか?」

 

ミアスに対し、戦いの再開を問いかける。だが、自分が倒せなかったキマイラを一方的に倒したUを見たミアスは………

 

ミアス「………いえ、止めておくわ。今の勝負を見て貴方に喧嘩を売るなんて自殺行為でしかないもの………それに戦うなら………ベストコンディションで挑みたいからね。ここは退くわ」

 

そう言ってUとの勝負を切り上げ、その場から逃亡した。Uはミアスの後を追わず、近くの建物で気絶していたミレストの元へ掛け寄る。直後にUの鎧や触手は光となって霧散して変身が解除される事となったが、Uは直後に地面に膝を着き、苦しそうに呼吸していた。

 

U「はあっ、はあっ………やっぱりこの力を使うと疲れる………」

 

Uは身体に感じる負担を強く感じていた。しかし、それを押し殺すようにミレストの事を考える様子を見せるのだった………

 

 

 

ミアスすら圧倒したキマイラを、ムーンシロミヤの圧倒的な力で捩じ伏せたU。それと同時にムーンシロミヤには多大な負担を与えるデメリットが示唆されたが、果たして、この疲労はまだまだ続く戦いで尾を引く事態となってしまうのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
目を覚ましたミレストは、ミアスの事で我を見失ってしまった事をUに謝罪する。その後、Uはムーンシロミヤの力で疲労困憊に陥る中で、無理をして先へと進もうとしていた。その精神はミレストから異常と思わせるものであり………?
次回「戦う理由」
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