マジェステンド国の王、シロム=マジェステンドと謁見した春香は、シロムから改めて1級魔法使いへ任命される。それに加え、春香は3日後の魔法使い昇級試験の試験官を依頼される事となったのだった………
シロムとの謁見から一夜明け、再び城へやってきた春香とUは、城の会議室へと通された。
春香「失礼します」
春香達が会議室へ入ると、そこにはエリハとミレスト、そして大柄の男が立っていた。
????「………君が新たな1級魔法使いにして、我が国に招かれた客かな、白宮春香くん?」
大柄の男は部屋に入って来た春香に対し問いかけてきた。
春香「はい、先日国王陛下から1級魔法使いに任命されました。よろしくお願い致します」
春香は大柄の男に対して頭を下げると共に挨拶をする。
????「そうか………私はメザイア=ブロンティオ。この国の1級魔法使いであり、一応纏め役を務めさせてもらっている」
春香の言葉を聞いた大柄の男改め、メザイアは自らの素性を明かし、春香の前へ立つと………
メザイア「春香くん、君の実力はこの国にも大きな噂として知れ渡っている事は重々承知している。しかし………1級魔法使いとしては私の方が先輩だ。今回の昇級試験では私のやり方に従ってもらう」
今回の昇級試験では自分のやり方に従ってもらう事を春香に対して予め通達してきた。
U「………どうするのさ、春香?」
Uは春香に対してメザイアの言葉に従うのかどうかを問いかける。
春香「別に………私は全然従いますよ」
春香は特に逆らう気も無かったのか、メザイアの言葉を受け入れた。
ミレスト「先生、あまり春香様に詰め寄るのはやめてください。私達マジェステンド王族にとっては大事な御客様なんですから」
寧ろこの場面に不満を漏らしたのはミレストだった。ミレストの言葉を聞いたメザイアは………
メザイア「これはとんだご無礼を………」
ミレストに対し頭を下げて謝罪をする。
メザイア「しかし姫様。私にも1つ気になっている事があります」
だが、メザイアは直後にミレストに対して疑問がある事を口にする。
ミレスト「なんでしょうか?」
ミレストは首を傾げる様子を見せる。
メザイア「何故1級どころか魔力すらロクに感じ取れない男がこの会議に混ざっているのかは少々疑問ですな。彼については御客だけでは理由になりませんぞ?」
それはUの存在だった。それを聞いたミレストは………
ミレスト「U様は護衛役です。春香様のご希望を充分検討した結果、私が陛下に提案し承認されました。幾ら先生でもこの判断に異を唱える事は不可能に近いですよ」
Uは護衛役として同行させる形となった事をメザイアに説明する。それを聞いたメザイアは………
メザイア「陛下が………そうなれば私には従うしか道は無いという事ですか………失礼しました。それに君にも失礼な態度を取った。改めてよろしく頼むよ、Uくん」
態度を改める形でUを受け入れる様子を見せたのだった………
1級魔法使いとなった春香の最初の仕事である魔法使い昇級試験の試験官。マジェステンド国1級魔法使いのメザイア=ブロンティオとの会話で紆余曲折あったものの、改めて協力して試験官の業務を務める事となった。果たして、魔法使い昇級試験はどのような試験が行われるのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
会議を進める中、Uは会議室を出てメイトの元へ向かう。メイトは昇級試験を受けるつもりであり、彼女なりに修行をしている最中だった。Uはそんな彼女に春香から受けとったある物を渡すのだった………
次回「メイトの修行」