春香は極大魔法{カオス・オールライト}でエフィドの戦術を封じこんだ上で圧倒する。春香は戦闘を続行しようとする様子を見せたものの、春香の莫大な魔力を見たエフィドは大人しく撤退の道を選んだのだった………
エフィドを撤退させた後、春香は近くで倒れたままだったエリハに駆け寄り………
春香「エリハちゃん、大丈夫?」
エリハの様子を問いかける。
エリハ「………左腕が斬られただけです。他は特に………」
エリハは時間が少し経っていたのもあって幾らか落ち着きを取り戻していた。それでも左腕を失ったのはあまりにも大きな怪我であり、春香もどう言葉を返せばいいか悩んでいた。
春香「………メイトちゃん、ミトルちゃん、エリハちゃんをお城に連れて、エリハちゃんの手当てをお願いしてもらっていいかしら? 私は単独で他のクロス側の人間がいないか探してみるわ」
春香はエリハの事をメイト達に任せ、自身は捜索を続ける事を語る。
エリハ「………待ってください」
そんな中、エリハは突然春香を呼び止めた。
春香「………どうしたの?」
春香は首を傾げる様子を見せる。
エリハ「………春香さん、貴女は極大魔法を幾つ使えるんですか?」
エリハが問いかけてきたのは、春香が幾つ極大魔法を使えるかというものだった。
春香「えっと………現状3つかしら?」
春香は現状で3つ、極大魔法に該当する魔法がある事を語った。
エリハ「………有り得ませんよ、普通は………」
しかし、エリハは3つも極大魔法を持っている春香の様子をおかしく感じていた。それを聞いた春香は首を傾げていたが………
エリハ「極大魔法は自身の最も得意とする魔法を極める形で完成させる魔法使いの最終奥義です。普通は1人1つまでと決まっています。というか、そうなります………貴女はいったい何故3つもあるんですか? 光と闇の比率がどうとかは先程聞きましたが、普通はどうやっても無理です。出来る方がどうかしてます………貴女は本当に人間なんですか………?」
エリハは自身が抱えていた疑問を春香にぶつけた。それを聞いた春香は………
春香「(有り得ない………ね。比率で全く効力の異なる極大魔法に変わる事はこの大陸内においては有り得ない事なのかもしれない………それを考えると………原因は何となく分かる………)」
自身の中で原因をなんとなく察知する様子を見せた。だが………
春香「………全く分からない。心当たりが見当たらないわ………」
春香は敢えてはぐらかした。それを聞いたエリハは………
エリハ「そうですか………」
春香本人に心当たりが無いと判断し、嫌々納得するしか無かった。そして、春香は再び歩き出し………
春香「それじゃあ………メイトちゃん達、エリハちゃんをお願いね」
エリハの事をメイト達に託す形でその場を後にするのだった………
春香の異次元すぎる強さに疑問を抱えるエリハ達だったが、春香本人がはぐらかした事でエリハ達の中では真相が闇の中になってしまった。果たして、春香がここまで強い事にはどのような理由が隠されているのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
一方その頃、Uの言われた通りにミレストは城へと戻ってきた。しかし、城に戻った際、ミレストは国王のシロムが逃亡したという情報を聞かされるのだった………
次回「王女の知らぬ事態」