春香の異次元過ぎる強さに疑問を抱くエリハ。春香は自分の中で原因を察知するものの、エリハに対してははぐらかす答えを返すのだった………
一方その頃、不本意ながらUに言われて城へ戻ってきたミレストは、重い足取りで玉座の間へと向かった。
ミレスト「失礼します………あれ?」
ミレストは玉座の間へ入るが、その中には国王シロムの姿は無かった。
ミレスト「………お父様はいったいどちらに………?」
ミレストは首を傾げる様子を見せる。そんな中、玉座の間の外から兵士が走ってきた。
兵士「姫様………!」
兵士はミレストが戻ってきた事に驚く様子を見せていた。
ミレスト「お父様がいないけど、これはどういう事ですか………!?」
ミレストは戻ってきた兵士に詰め寄った。兵士は慌てた様子を見せると………
兵士「そ、それは………大臣様が急に陛下を連れて逃げると仰って連れ出してしまいまして………!」
兵士は、国王がマジェステンド国の大臣によって連れ出されてしまった事を語る。
ミレスト「大臣が………!? いったい何の為に………!?」
ミレストは困惑した様子でそう呟く。
兵士「何よりも陛下の安全が第一と仰られていまして………!!」
兵士は、大臣が国王を連れ出した動機を説明する。それを聞いたミレストは………
ミレスト「(………確かにお父様の安全は大事だけど………だからと言ってそう簡単に逃げちゃったらマジェステンド側の士気が落ちちゃう………!!)」
国王の逃亡について慌てた様子で事を考えていた。そして………
ミレスト「………この事は他の誰にも話してませんよね?」
ミレストは兵士に対し、他の人間に話していないかを問いかける。
兵士「今の所は特に………」
兵士は他の人間には話していない事を告げる。それを聞いたミレストは………
ミレスト「………分かりました。ならば他の人間には伏せといてください。ここで士気を落とす訳にはいきませんから」
その兵士に対し口止めを要求する。
兵士「し、しかし………!」
兵士は慌てた様子で反論を行おうとしていたが………
ミレスト「………どうしてもです! ………今は他の一級の方がギリギリの戦いを続けているんですから………!!」
ミレストは戦況を考慮し、譲らなかった。それを聞いた兵士は………
兵士「………かしこまりました」
ミレストの命令に従うしかない兵士は、ミレストの指示に頷き、玉座の間を後にした。そして、兵士の後ろ姿を見たミレストは空っぽの玉座を目にし………
ミレスト「………どうしてお父様を逃がすなんて行動をしたの………?」
国王を逃がす判断を取った大臣に対し、疑問の感情を浮かべるのだった………
ミレストが玉座の間へ戻った際に起きた衝撃の事実。しかし、国王の逃亡はこの戦いが終わるまで伏せられ続けた事で、この事実をこの時の春香達が知らない形となってしまうのだった………
To Be Continued………
次回予告
単独で行動を取る春香は、クロス側の人間を探すメザイアと合流する。だがその直後、クロス側の1人であるディバイスに遭遇する事態する事となったのだった………
次回「再度の邂逅」