幻想魔法大戦記〜白髪の魔法使い〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ディバイスは極大魔法{ディジェネレイト・コンファイン}によって、一転して優位を確立する。これによりメザイアを一方的に圧倒する状況へと逆転したのだった………


第77話 満身創痍の白髪剣士

一方その頃、Uはフラついた足取りで前へと進んでおり、同時に息を上げ始めていた。

 

U「ぐっ………ムーンシロミヤを使った際の体力消耗が重すぎる………でも、僕がここで倒れる訳には………!」

 

Uは先程のキマイラとの戦いで変身したムーンシロミヤのエネルギー生成・行使に相当の体力を持っていかれたらしく、体調にも影響を及ぼしていた。しかし、Uは倒れる訳にはいかないという考え1つで動いていた。そのような満身創痍の姿でマジェステンド国の北側を歩いていると、Uの後ろから人の影が現れ、鋭い爪付きのグローブで攻撃を仕掛けた。

 

U「(………! 奇襲か………!)」

 

Uは気配だけですぐさまそれに気付き、懐からセイバーを取りだし、爪の攻撃を受け止めた。

 

U「………よりにもよって相手の総大将に会ってしまうとはな………」

 

Uは誰が攻撃してきたかをすぐさま察知する。Uが視線を攻撃してきた人物に向けると、そこにはクロスが立っていた。クロスは{クロッククイック}で自身の時を早めて距離を取ると………

 

クロス「見た感じ疲れているようだけど、既に俺達の中の誰かと戦ったと考えて間違い無さそうだ」

 

Uが疲労困憊の様子である事を目にすると共に、自身の仲間の誰かと既に戦った後ではないかと察知する。

 

U「まあ疲れた直接の原因はお前達のせいでは無いけどな………だが充分だ………自分の足で立っていられる間はどうにでもなる」

 

Uはどこか強がるようにそう言い放つ。Uの言葉が強がりなのはクロス側も分かっていたが、相手が相手なだけに嘘ではない可能性も否定出来なかった。

 

クロス「(ハッタリか真実か………まあどちらにせよ………俺の戦術をするだけだ………!)………なら試してみようかね。{クロッククイック}!」

 

クロスはそう言うと、自身の時を早めて高速移動を行い、爪による攻撃を放つ。

 

U「ぐうっ!」

 

Uはセイバーでこれを止めたが、その際に視界が揺らいだ。

 

U「(くそっ………! 意識が限界か………!)」

 

Uは意識を失いかけていた。その際にクロスがUの右肩を叩く。その直後にUの身体は重くなった。

 

U「(今度は{クロックスロー}か………!)」

 

Uはすぐに{クロックスロー}をかけられた事を察知すると、セイバーを杖代わりに身体を立たせ、背後から攻めてくるクロスに対してすぐさま振り向き、セイバーを振り回した。クロスはそれをすぐさま回避し………

 

クロス「(流石に一筋縄じゃいかないか………対応に困る相手だ)」

 

Uの厄介さを感じ取り、思わずそう呟くのだった………

 

 

 

疲労困憊のUはクロスと対決。満身創痍であるにも関わらず相手を苦戦させるUの戦闘力の高さを見たクロスは、果たしてそんな彼にどのような手を打ってくるのか………?

To Be Continued………




次回予告
クロスは極大魔法を展開し、自身に優位な環境を展開する。そこへ春香が駆け付けてくるが、一足遅くUは大きなダメージを負ってしまう。それを見た春香はとてつもない動揺と怒りを露わにすると共に、とてつもないエネルギーを放出するのだった………
次回「真っ黒な怒りの力」
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