魔法使い昇級試験の試験官を依頼された春香達は、4人目の1級魔法使いであるメザイア=ブロンディオと対面する。メザイアとの会話は一悶着あったが、結果としてメザイア側が納得した事で、春香達は改めて協力する事となったのだった………
そうして始まった魔法使い昇級試験の会議。しかし、Uは魔法使い関連の話の知識は0である為にすぐに退屈さを感じた。
U「………悪い、魔法使い関係の話はさっぱりだ。護衛はちゃんとやるから僕はここで切り上げさせてくれ」
Uは会議からの退出を懇願する。
ミレスト「………そうですよね、分かりました。では春香様づてに当日の集合場所等を通達致します」
ミレストはそれを受け入れた事で退出が認められるU。Uが会議室を去ろうとすると………
春香「Uさん、それならこれをメイトちゃんに渡しに行ってもらえますか?」
春香は手紙のようなものをUに渡し、これをメイトに届けるよう依頼する。
U「お易い御用だ」
Uは春香の依頼を受け、会議室から退出するのだった………
外に出たUは、町の広場にやってきた。その広場には多くの結界が張られており、結界の中では若い魔法使い達が修行をしていた。
U「この大陸での修行って町で堂々とやれちゃうんだな。僕のこれまでの修行経験からすれば時代が進みすぎて困惑する………」
魔法使いの修行光景を目にし驚かされるU。そんな中、修行をしている魔法使い達の中にメイトがいるのを目撃した。
U「おっ、メイトちゃんあそこにいたか」
Uはメイトのいる結界の方へと向かう。するとそこには結界内で新しい魔法の習得に挑んでいるメイトの姿がいたが、中々上手く行かないのか苦戦している様子を見せていた。
メイト「はあっ、はあっ………また失敗だ………」
メイトは修行が上手く行かず落ち込む様子を見せていた。
U「おっす、メイトちゃん」
その直後、Uはメイトに声をかける。
メイト「U師匠………!」
メイトはUを見て嬉しそうな様子で彼に駆け寄った。
U「師匠って………僕はまだ弟子入りを認めてないよ………?」
Uは師匠と呼ばれた事に困惑する様子を見せる。
メイト「認められてなくとも私は貴方の弟子です!」
しかし、メイトは断固として譲らなかった。それを聞いたUはどう返答すべきか悩む様子を見せていたが………
U「………まあそれはまた今度話すとして………春香からの届け物だ」
Uは話題を変え、春香から受け取った手紙をメイトへと渡す。
メイト「これを春香師匠が………?」
メイトは手紙を広げる。
メイト「………師匠、これ私へのアドバイスの手紙です………!」
そして手紙に目を通した後、受け取った手紙の内容をUにも見せた。
U「あぁ、成程ね………しっかし、メイトちゃんが今から試験を受けるなら攻撃面はどうにもならないって………春香もストレートな事書いてるな………」
Uは手紙の内容から、今からの準備ではメイトの攻撃面は実力不足である事を示唆していた。
メイト「まあ私、攻撃魔法については{ファイアボルト}しか使えませんからね………」
メイトも落ち込んだ様子でそう呟く。
U「………だが、防御魔法を習得してサポート役の技量を獲得するなら間に合うと思うって書いてあるな」
だが、春香の助言には続きがあり、防御魔法の習得によるサポート役の技量獲得なら間に合うかもしれない事が書かれていた。
メイト「防御魔法………」
メイトはそれを聞き、防御魔法の習得を勧められている事に驚きを隠せない様子を見せていた。
U「補助役か………悪くないと思うよ。相手に合わせるという行為は大事だ」
一方でUは肯定的な様子を見せていた。Uの言葉にメイトは首を傾げる様子を見せたが………
U「分かった、僕が稽古をつけて教えてやる。実践になった時に大事なのは相手を倒す手段より自分が生き残る手段だ。まあ僕はそんな戦い方はしないが………昇級試験まで2日間、メイトちゃんには相手を倒す事よりも自分が生き残るにはどうすればいいかを学んでもらうとするかね」
Uはメイトに実践で覚えてもらう事を考え、メイトの前に立つ。
メイト「でも攻撃力も無しに昇級試験が戦えるでしょうか………?」
メイトはUの言葉に首を傾げる様子を見せていたが………
U「中途半端な攻撃力を得るより、確実な防御力を得る方が可能性はある。覚えとけ、守りは逃げじゃねえぞ」
Uはそう言ってメイトの方へと走り出し、拳を突き出すのだった………
昇級試験に臨むつもりであったメイトへ助言を行う春香と、それを身を持って覚えてもらう事に協力するU。果たして、2人のサポートがメイトの昇級試験にどのように役立つのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
魔法使い昇級試験の本番にて、試験官を務める事になった春香と昇級試験に参加するメイト。2人の魔法使いはそれぞれ異なる視点で試験へ臨む姿勢を見せていたのだった………
次回「魔法使い昇級試験」