幻想魔法大戦記〜白髪の魔法使い〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
春香の力の制御と、大臣エレフトの動向を探る為に戦う春香とU。しかし、春香は意識を失い暴走。Uは春香を止める為の死闘に挑む事となったのだった………


第85話 光と闇の激闘

暴走状態に陥った春香は、その後も力任せにパンチやキックを放ち続けた。Uは両腕で春香のパンチやキックを上手く防いでいくが、春香のパンチやキックの威力は普段とは段違いであり、少しずつダメージが蓄積していた。

 

U「ぐっ! (さっきから両腕が痛てぇ………鎧に隠れているから見えてないんだろうけど………多分痣になってる………!)」

 

Uは両腕の痛みを少しずつ感じていた。そしてその直後、春香はUの左腕を掴んできた。

 

U「ぐっ!? (攻撃パターンを変えてきた………!!)」

 

Uは春香の両手を引き剥がそうとするが、暴走した春香はUの左腕を掴んだまま彼の後ろへ回る。それによってUの左腕から骨にヒビが入る音が鳴った。

 

U「ぐああっ!? (腕がぁ………!?)」

 

Uは左腕のダメージに思わず足が止まった。するとその直後、暴走した春香は右足でUの足にひっかけ、彼を転ばせた。

 

U「ぐうっ!? (し、しまった………!!)」

 

Uは動揺しながら地面に倒れる。その直後、暴走した春香の右足はUの左腕を力任せに踏み付けた。

 

U「うあああああっ!?」

 

Uは腕の骨の折れる音に悲鳴混じりの声を漏らした。暴走する春香はそのまま追撃をかけようとするが、その直後、Uの背中に隠れていた触手達が飛び出し、春香の両手両足を拘束した。

 

U「ううっ………(左腕が折れたのはしんどいが………拘束のチャンスを掴めたのは不幸中の幸いだな………!)」

 

Uは左腕のダメージに苦しみながらも、拘束に使っている触手で春香の身体からエネルギーを注入した。

 

春香「ううっ………ああっ………!」

 

そんな中、春香はうなされるような声を漏らし始めた。それと同時に彼女の赤い目も、いつもの緑色がうっすらと戻り始めていた。

 

U「(春香の様子が変わってきてる………さっきまで呼吸音を聞く事すら難しかったのに………相当エネルギーを注入した証だ………後は春香がそのエネルギーを元に自分の力でコントロールが出来るかに賭かっている………!)」

 

Uは春香の中に自身の力がかなり注入されている事を察知し、春香の中で変化が起き始めている事を察知する。しかし、大量にエネルギーを注入するという事は、Uにとってタダで済む事態では無く、その直後、Uは視界がぐらつき始めた。

 

U「ぐうっ………!? (………くそっ………! こっちも意識が遠くなり始めてきた………目が重い………!!)」

 

Uは意識が薄れ始めていた。その直後、暴走状態の春香がUに殴りかかってきたが、動きが少し悪くなっており、大ぶりかつ隙の大きいパンチを放ってきた。Uは意識が薄れる中で春香のパンチを叩き落とすと………

 

U「(とはいえ………効果は出始めている。もうちょっとだ………もうちょっと頑張れば………!!)」

 

もう少しの辛抱である事を察知し、重くなっていく身体を押して、戦闘を続行しようとしていたのだった………

 

 

 

暴走状態の春香に対し、力を注ぎ混む事で動きに影響を与えるU。疲労困憊に陥る中で、果たしてUに春香を止める事は出来るのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
春香の動きは確実に鈍くなっていたが、Uの体力切れにもタイムリミットが迫っていた。果たして、春香は自らの力を制御する事が出来るのだろうか………!?
次回「死闘の結末」
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