春香達の騒ぎに疑問を抱くメザイア達。しかし、春香はただの喧嘩だとはぐらかしてしまい、春香達の真意に気付く事は無かったのだった………
それから2日程経った日の事。メザイアとミレストの2人は城の廊下にて話をしていた。
メザイア「………2日前からUくんは起きず………春香くんはUくんが心配の一点張りでろくに話もできない………2人とも、何かがおかしい気がしますね………」
メザイアは、春香達の様子を疑問に感じており、同時に疑う様子を見せていた。
ミレスト「春香様もUさんも何を考えているのか………2日前に喧嘩と仰っていましたけど、実際に目で見るとあの2人の攻撃の規模は常人の域を超えていて………なんというか、殺し合いをしていたかのようでした………」
ミレストもまた、2人の思考が読めずに疑問を感じていた。
メザイア「………私がまた春香くんと話をしてみますが………果たして意味はあるのでしょうかね………」
メザイアが、内心の読めない春香との会話に対する意味を見いだせずに首を傾げる様子を見せていると、突如として2人の前に早歩きをしている男の姿が現れた。その男は目に包帯を巻いていた事から、2人はその人物にすぐさま気づいた。
メザイア「………! 君は………メオンくん!? どうしてここに!?」
メザイアは、メオンがいる事に驚きを隠せなかった。しかし、メオンは珍しく落ち着きが無い様子を見せており………?
ミレスト「あの………どうしてまたマジェステンドへ………? ミラクレンドに戻ったはずじゃ………?」
ミレストは、メオンが戻ってきた事に対する疑問を問いかける。それを聞いたメオンは、数秒程無言の様子を見せていたものの、やがて口を開いた。
メオン「………ミラクレンドが滅ぼされました」
それは、ミラクレンド国が滅ぼされたという、予想外にして最悪の知らせだった。
メザイア「ば、馬鹿な………!? ミラクレンドが滅びただと!?」
メザイアは当然動揺する様子を見せており、ミレストも言葉を失っていた。
メオン「どうやら………クロス達がすぐさま活動を再開したようであり………手始めに狙われたのがミラクレンドでした。先生達もご存知と思いますが、私達の国の戦力は3国の中では低い。それを突かれたのか、ミラクレンドは何も出来ないまま敗北したとの事でした。私が着いた時にはもう………」
メオン曰く、これもクロス達の仕業だという。
ミレスト「クロス達………? どうしてそんな事が分かるんですか………?」
ミレストは、メオンがクロス達の仕業だと知っている事について首を傾げる様子を見せる。
メオン「奴等の置き手紙があったからだ」
メオンはそう言うと、懐から紙のようなものを取り出す。そこには文字が記されていた。
「この国は俺達………クロス=クロック達が滅ぼした。敵討ちをしたいのならば、ブラック渓谷にて待ち構えてやろう」
記されていたのはミラクレンドを滅ぼした事と、自分達の拠点を指しているかのような拠点の位置だった。
メザイア「ブラック渓谷………? 奴等、あんな、山の地域に身を隠しているのか………!?」
メザイアは、手紙の内容に驚く様子を見せた。しかし、メオンは………
メオン「………どちらにしろ、クロス達を早く何とかしなければ、次はこの国がバトルウォーが狙われる。早急に手を打つべきだ」
手紙の内容に関しては特段気にせず、寧ろクロス達を相手に早急な対策の必要性を訴えかけたのだった………
クロス達の脅威は、ミラクレンド国にまで響き、そのまま国を滅ぼしてしまった。果たして、メザイア達はクロス達を早急に止めるだけの策は持ち合わせているのか!? そして、まだそれを聞いていない春香達の行方はどのようなものとなるのだろうか………!?
To Be Continued………
次回予告
1級魔法使い達が招集させ、ブラック渓谷に対しての話し合いが始まった。しかし、大臣はやけに大人数でブラック渓谷に攻める、無茶苦茶な指示をかけてきたのだった………
次回「真っ黒な大量出撃命令」