幻想魔法大戦記〜白髪の魔法使い〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
大臣エレフトの言葉に漸く頷き出撃する春香。しかし、春香が出撃して間もなくUが大臣エレフトの前に現れ彼を尋問。生に固執するエレフトはUに対して真実を話す事を口にしたのだった………


第98話 大臣エレフトの末路

Uはエレフトの頭を掴みながら彼の言い分を聞く事となった。

 

エレフト「………私はバトルウォーから派遣されたスパイだ………今回の計画も、この国を滅ぼす為に行った事だ………1級と2級の魔法使いがいなくなった後、バトルウォーの1級魔法使い2人を派遣し、この国を滅ぼすのがこれから行うべき目的だった………」

 

エレフトは自身の立場と目的、これから行おうとしていた計画をUに白状した。

 

U「………その1級の連中はもう既に派遣されてるのか?」

 

Uはその1級魔法使い達の所在を問いかける。

 

エレフト「………もう近くに来ている」

 

エレフト曰く、近くにいるとの事だった。それを聞いたUは………

 

U「………じゃあ教えてもらおうか」

 

その魔法使い達の居場所を教えるよう言い放つ。

 

エレフト「わ、分かった………!!」

 

エレフトは自身の立場を理解しているのか、居場所を言う事を約束したのだった………

 

 

 

その頃、城の裏門において、ローブを纏った魔法使い2人が立っていた。見張り兵の死体が転がっていた。

 

????「おい、ライフス。あの馬鹿はいつになったら残りの1級魔法使いを戦場に向かわせるんだよ? 話がちげぇじゃねえかよ」

 

魔法使いの片割れはエレフトからの話が進まない事に問いかける。

 

ライフス「………レフトス。あの馬鹿は所詮戦えないスパイだ。今回の任務が終わったら事故って事で殺す事にするか」

 

魔法使いの片割れ、ライフスはレフトスを諭すようにそう言い放った。そんな中、2人の元へ向かう足音が聞こえた。

 

レフトス「………やっと来たか、遅いぞ」

 

レフトスはそう言って、待ちわびていたかのような様子を見せる。レフトス達の視界には血塗れのエレフトがフラフラな様子で歩いてきていたが、ライフスは違和感を感じる様子を見せ………

 

ライフス「………待て。近くに誰かいるな?」

 

エレフトの近くから人の気配を感じ取った。そして彼の予感は当たり、エレフトの影からUが姿を見せた。

 

U「………本当に当たっていたな。悪足掻きで別の所を言ってくると思ってたが、命は惜しいらしい」

 

Uは意外にもエレフトの情報が本当のものである事に驚いていた。

 

ライフス「………貴様、計画がバレたのか。そんな男に………」

 

ライフスは呆れた様子でそう言い放った。

 

U「まあ僕は実行役でしかないけどな。お宅らと同じさ」

 

Uはライフスに対してそう言葉を返した。実際、Uは寝たフリをする時間の方が多かった為、真実の捜索にはそこまで関与していなかった。

 

レフトス「………こりゃお前の立場は無くなったな、馬鹿野郎」

 

レフトスはエレフトに対し、立場が無くなった事を突きつける。

 

エレフト「わ、私は彼に脅されただけで………!!」

 

エレフトは脅された故の行動だと白状する様子を見せる。するとUは………

 

U「………そうだな。脅したのは確かだよ」

 

エレフトを脅した事は事実だと吐き捨てる様子を見せた。

 

エレフト「そ、そうだ! お前達の事を話したら生命を助けてくれる約束をしたんだ!! 少なくとも私は助かる………!!」

 

Uの言葉に便乗するようにそう言い放つエレフト。しかし次の瞬間、Uは目にも止まらぬ速さで懐からセイバーを取り出すと、エレフトの胸を貫いた。

 

エレフト「があっ!? ば、馬鹿な………!?」

 

エレフトは何が起きたか分からない様子を見せながら倒れた。そして、ライフスは冷静な様子を維持していたが、レフトスは大きく驚く様子を見せた。

 

エレフト「や、約束が違う………生命は助けてくれると………!!」

 

エレフトはUに約束を破られたと文句を言い放つ。しかし………

 

U「………僕はそれに了承してない。お前が生き残る為に必死だっただけだろ」

 

Uはその約束に頷いていなかった事を語る。どうやら最初からエレフトとの約束を守る気は無かったようだった。

 

U「………そもそも、僕はお前のようなクズが嫌いだ、大嫌いだ………こうなったのも自業自得だろう? ………それに、国王を殺したのはお前らしいな。春香が偶然聞いてたんだとよ」

 

Uはエレフトの死は自業自得だと吐き捨て、彼自身が招いた結果であると語った。

 

エレフト「あっ………がっ………人………殺し………が………」

 

エレフトはUに対し、人殺しであると言い放つ。しかし、Uはエレフトの身体を踏み付けると………

 

U「お前が言うな。それに………もう腐る程言われてきた」

 

冷淡な様子でそう言葉を返した。その直後にエレフトは絶命してしまい、Uは彼の死体を蹴り飛ばした。

 

U「コイツを連れてさっさと帰るんだな。そうしたら見逃してやらん事も無いけど」

 

Uはエレフトの死体を持って立ち去る事を通告する。しかし、ライフスは冷静な様子で杖を手にすると………

 

ライフス「調子に乗るなよ。俺達は任務を完遂させるまで国に帰る気は無い」

 

立ち去る気など無いと言わんばかりに勝負に挑もうとしていた。そしてレフトスも戦闘姿勢を見せた事で………

 

U「………いいだろう。2人纏めて相手してやるよ」

 

Uは2人を相手取る事を宣言するのだった………

 

 

 

エレフトの目的と、マジェステンドに送られていたバトルウォーの魔法使い2人の居場所を吐かせる事に成功したUは、用済みとばかりにエレフトを殺害した。果たして、Uは立て続けにこの2人の魔法使いを倒してしまうのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
ライフスとレフトスのコンビがUに攻撃を仕掛けるものの、歴戦の戦士であるUにはまるで通用せず、1人で2人を圧倒する強さを見せつける。するとライフスは奥の手を使おうとしていた。そんな彼が取りだしたのはなんと古代極大魔法の魔導書だった………
次回「2つ目の古代極大魔法」
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