ハイスクールD×R 世界を旅した一人の憑依者   作:銃剣

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とうとうドライブの映画が昨日公開されました
早く見に行きたい


第11話

私立駒王学園

数年前まで女子校だったが、現在は共学化されている。それもあって男子より女子の割合が多く、学年が下がるごとに男子の比率は上がるが、それでもやはり全体的に女子が多かった

 

 

男子が強く出れない校風がだが、それでも俺は通っていた

理由は簡単。ここから家が近いからである

 

 

 

 

 

 

「はぁ~…なんかやる気出ないんだよな」

 

 

そんな俺こと兵藤一誠は現在やる気ゼロで机にふせている

愛用の『ひとやすみるく』のキャンディーを食べて、窓の外の景色を見ている。でも授業はキチンと受けるし、偶にトラブルの解決に協力して先生からは信頼されている。だけどそれ以外はこうしてやる気のない時間が多いし、これが俺の学校生活の大体の過ごし方だ

 

 

「また一誠君。ダラけてるね」

 

 

「けどやる気になった時の凛々しさって素敵よね」

 

 

「あぁ分かる分かる!」

 

 

クラスの女子からは好印象で見られているが、正直どう反応すれば良いのか

そしてこんな空気に決まって現れる奴らが居る

 

 

「「イッセーェェエエエエエエ!!」」

 

 

大声で怒鳴りあげてやってくる二人

うるさいから俺はそのままの状態でキャンディーを二つ取り出し投げる

 

 

「「ぉぷ!?」」

 

 

キャンディーは二人の口に入り込む

急に口に入って咽ている

 

 

「お前らも懲りないな。松田、元浜」

 

 

「くそぉ!何故お前だけがモテてるんだ!」

 

 

「一体俺達の何がいけないんだ!」

 

 

こいつらは俺の悪友

坊主頭の松田にメガネの元浜。この二人は学園では悪い意味で有名である

松田は爽やかなスポーツ少年に見えるが、日常的にセクハラ発言と無断で写真を撮りまくっているって話だ。その為女子からは嫌われ、付いた別名が「エロ坊主」「セクハラパパラッチ」だ

 

元浜は眼鏡を通して女子の体型を数値化できることから、「エロメガネ」「スリーサイズスカウター」の別名を持っている。そしてなぜか眼鏡を取ると戦闘力が激減するという謎の設定があり、こいつも女子からは嫌われている。そんな二人を女子は「変態コンビ」なんて呼んでいるとかなんとか

 

 

「人の事恨んでる時間があったら、彼女でも作れよ」

 

 

「言われなくても前々からやってるんだよ!」

 

 

「けど俺達に前に、女子どころか人も来ないんだよ!」

 

 

「そりゃお前らの日頃の行いが原因だろ?」

 

 

女子達が俺の言葉に賛同したのかゆっくりと頷く

それを見た二人はさらに恨み辛みを俺にぶちまけ始める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も何気ない学校生活も終わり、松田と元浜と一緒に帰っている

 

 

「あぁ~今日も終わった終わった」

 

 

「相変わらずイッセーは学校終わりだとテンション高いよな」

 

 

「そんなに勉強苦手なのか?」

 

 

「苦手っていうか。なんか最近やる気が起きないんだよ」

 

 

俺はここ最近、何をやるにも気力というのが無くなってきている

そりゃ好きなことに対しては出てくるが、それすらも出なくなっている。何だか頭の中にドロでも詰まったかのように俺の気持ちはドンヨリである

 

 

「何だかあっと驚くことは無いのかな」

 

 

俺はそう呟きながら、いつも通り『ひとやすみるく』のキャンディーを食べようとした時

 

 

「あ、あの!」

 

 

「ん?」

 

 

突然と声を掛けてくる女の子

黒髪のツヤツヤとしたスレンダー、家の学校とは違う学生服を着ているところを見ると他校だろう。そんな子に呼び止められた

 

 

「兵藤一誠くんですよね?」

 

 

「あぁそうだけど」

 

 

すると彼女は顔を赤くしてモジモジしている

そして次の瞬間

 

 

「好きです!付き合って下さい!!」

 

 

これが俺の人生初めての告白であった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

告白された俺は思わずOKを出してしまったが、彼女の喜ぶ姿を見て今更断ることが出来なかった

そして連絡先を交換して欲しいと頼まれ、勢いに負け交換した。彼女は天野夕麻と名乗ってすぐに帰ってしまったが、その後に松田と元浜から問い詰められる事となった

俺も男であるが少しばかり考える時間が欲しかった。まぁこの年で彼女が欲しくないと言ったら嘘になるが

 

 

「ただいまぁ~」

 

 

俺は自宅に着き、扉を開く

本当なら誰も居ない家にただいまなんて言わない。今でも親父やお袋は病院で眠り続けている

だけど俺には頼りになる家族が居る

 

 

「おう。お帰り一誠」

 

 

そう言って玄関に出迎えてくれた俺の義兄『兵藤 士』

二人が意識不明になった日の時、子供だった俺の命を救ってくれた恩人であり、自慢の兄でもある

 

 

「もう飯出来てるから早く鞄置いてこい」

 

 

「分かったよ士兄。」

 

 

俺は急いで二階に駆け上がり自分の部屋を扉を開け鞄を放り投げる。駆け足で台所に向かうと近づくにつれて香ばしい匂いがしてくる。それが食欲を刺激し、空腹感を増大させる

 

台所に着くとそこには俺の楽しみである兄の料理が並んでいる

米一粒一粒に艶が出ている炊き立ての白飯、具材がたっぷり入った具だくさんの味噌汁、香ばしく焼きあがった焼き鮭、しっかりと漬け込んだぬか漬け、色鮮やかなサラダボール

 

 

「今日も美味そうだなぁ」

 

 

「ぬか漬けの仕込みはバッチリ、鮭は市場から買った一番新鮮な奴を使ったからな」

 

 

「よしそれじゃあ…」

 

 

「「いただきます!」」

 

 

俺と士兄は夕飯を食べ始める

いつも朝昼晩の三食全て作ってくれる士兄には本当に感謝している。その美味さはどこの高級レストランよりも後れを取らない腕前だが、それは士兄が本気を出していない時の場合である。前にその本気の料理を食べた俺だが、本当に美味すぎて昇天しそうになったのはマジな話だ

 

 

「これも士兄が前に話した料理の先生達の指導のお蔭?」

 

 

「あぁ、あの人達に認めさせる料理を作るのに何週間も掛かったよ」

 

 

けど料理の先生の話になると最後に「どうやってもあの餃子の秘密が分からん」って頭悩ませてたけど

聞く所によると料理人じゃなくて記者の人だって……なんで記者?

 

 

「そうだ。士兄」

 

 

「どうした?」

 

 

「実は俺、他校の女子に告白されて」

 

 

「ッ!?」

 

 

俺が照れながら言うと士兄が驚いていた

そんなに驚く事かな?

 

 

「…返事はしたか?」

 

 

「いやその時は思わず返事しちゃって……けど彼女の気持ちに答えおうって思うんだ。今度デートって事で買い物に誘おうかなって」

 

 

「そうか…一誠」

 

 

すると士兄は真面目な顔つきからいつものような穏やかな顔をする

 

 

「デート楽しんで来い」

 

 

「あぁ」

 

 

そんな話をしながら夕食を平らげる

満腹感に浸りながら茶を飲んだ後、自分の部屋のベットに横になりながらデートの誘いのメールを送る。数分後、彼女からOKメールの返信が来る

待ち合わせの場所と時間を決め、明日の準備をし始める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デート当日

俺は身だしなみを整えながら夕麻ちゃんを待っている

待ち合わせの時間より30前に来て、彼女の到着を待っている

 

 

「これ…どうするかな」

 

 

ここへ待ち合わせの場所に行く途中に怪しげなチラシを手渡しされた

それが『あなたの願いを叶えます!』って怪しげな魔法陣が描かれた奴だが……正直どこかに捨てたい。そう思ってゴミ箱を探して捨てようとした時

 

 

「ごめんさない。まった?」

 

 

丁度良く夕麻ちゃんが来てしまった

仕方なくチラシをポケットに入れておく

 

 

「いや、そんなには待ってない」

 

 

そんな流れで俺達のデートが始まった

最初に洋服店・雑貨屋といった所を見て回り、昼にはファミレスで昼食をとっていた

その際に料理を食べながら俺はこんな事を思ってしまった

 

 

「(正直、士兄達の料理の方が美味いな)」

 

 

いつも兄の美味い料理を食べているせいか、俺の舌が本当に美味いか不味いかが判別できるほどになっている

ちなみに家には五人の義姉達が居るが、ここから離れた商店街に店を経営しているらしく大盛況らしい。それもあって店にほぼ寝泊まりしながらやっている。ちなみに店長は士兄らしい

 

 

「ん?」

 

 

そんな事を考えていた時だった

どこからか鳴り響いてくる音がしでくる。それは独特な音でキィィィンという金切のような

そういった音がどこから鳴っているが周りは気づいていない

 

 

「どうしたの一誠くん?」

 

 

「いや、なんでもない」

 

 

美味しそうにチョコパフェを食べながら聞いてくる夕麻ちゃんに返事をする

するとさっきの音も止んでいた。俺達は昼食を食べ終わりファミレスを出て行った

 

 

 

 

 

その際、反射するガラスに俺達意外に人ではない何かが迫ってきる事を知らずに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

 

デートをしている一誠より離れた場所から窺っている者が居た

金色の体にクモをモチーフとしている。この者の名は『ディスパイダー』。ミラーモンスターと呼ばれ、鏡の中の世界『ミラーワールド』に生息している。ミラーワールドとは、鏡の中に存在している現実世界とは左右が反転し、鏡映しのような世界である。その世界で行動しているディスパイダーは、一誠に気づかれないように距離を縮める始める。ある一定の距離まで近づき、壁をよじ登り上から襲い掛かれるまでになった時

 

 

「ッ!!」

 

 

ディスパイダーは壁を飛び、ミラーワールドから現実世界に飛び出る

一誠の頭上目掛け鋭い牙を突き立て、体液を啜ろうとする

 

 

グォオオオオオオオオオオオオオオ!!

 

 

「ッ!?」

 

 

そこへ別の鏡から龍の咆哮に似た鳴き声と共に赤い龍が飛び出す

そしてディスパイダーに突貫し、そのままミラーワールドに戻る。ミラーワールドに戻されたディスパイダーは地面に転がり落ちると邪魔をした赤い龍を見て警戒する

 

 

「心配で尾行してたら、今度はミラーモンスターか」

 

 

建物の陰から出てくる士

一誠の身にこれから起こる事を心配し尾行していた。ミラーワールドにいるディスパイダーを見ながら、すでに発動している赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)で握っている金の龍のエンブレムがついている黒いカードデッキは鏡に翳す

 

すると士の腰にカードデッキがセットできる銀色のベルト『Vバックル』が装着され、右手を左斜め上に伸ばしポーズをとる

 

 

「変身!」

 

 

カードデッキをVバックルにセットする

赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)の宝玉が輝き、赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)に似た鏡像が士と重なる。騎士のようなフェイスシールドを付けられた兜、赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)と同じ赤を基調とした鎧の上に銀と黒の装甲が付けられている。左腕に龍の頭部を模したガントレットタイプの召喚機『龍召機甲ドラグバイザー』を装着されている

 

 

その姿は戦いを止める為に戦い続け、己の信じるものを貫き通そうした騎士

 

 

終戦を願いし騎士となった龍(ブーステッド・ギア・龍騎)

 

 

「っしゃあ!」

 

 

気合を入れた士はミラーワールドの中へ入っていく




ハイスクールD×R


「悪いが急いでるんでな!」


「……ごめんなさい」


『FINAL VENT』


「貴方には彼の支えになって貰いたいんです」


戦わなければ生き残れない!!
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